歴史ある町に 新たな生命を
2024 / 1月
今月のカバーストーリーでは、台湾のいくつかの町をご紹介する。台湾開拓史を見つめてきた台南市の台江エリアや、古い建築物のリノベが続く台中市旧市街地、港の建設に伴って生まれた高雄市塩埕、そして町づくりを進めた嘉義県新港など、それぞれの発展史や特色を知っていただきたい。
>
カバーストーリー
歴史ある都市がよみがえる
台中旧市街の文芸復興
台中の旧市街では、近年次々と古い家屋がリノベーションされ、中央書局が再開し、歴史的建築物が修復され、緑空鉄道が開通するなどの動きが見られる。まるで台中旧市街のルネッサンスの到来を告げている......
商港がもたらす発展
新旧入り混じる高雄・塩埕の輝き
かつては塩の乾燥場であった塩埕(えんてい)、この街は日本統治時代に実施された都市計画のもと、高雄随一の「盛り場」へと躍り出た。そして第二次世界大戦後は、輸入品の取引やアメリカ文化に触れられ......
古き町の新生の物語を訪ねて
嘉義新港の町巡り
嘉義県新港の町は400年前には古地図に登場する。洪水や地震、そして大規模な移住を経て、商業の盛んな港町から農業の里へと姿を変えた。1980年代にギャンブル「大家楽」がブームになった頃には、......
文化と生態が織りなす環境
台江の今と昔
台江は、地域活性に取り組む人にとっては「大廟興学(廟を中心とした教育)」の町であり、山を愛する人にとってはロングトレイル「山海圳緑道」の起点だ。またバードウォッチャーは、台江がクロツラヘラ......