デジタル・キュレーション――島の旅
豊かな大地、多様な食の滋味、奥深い文化的景観、そこに見える地方の動きと趨勢、この時代の人々のすばらしい物語が、すべて『光華』のデジタル・キュレーション――島の旅に表現されています。精緻で魅力的な台湾をご覧いただけます。
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厳選トピックス
大院子の春
歴史的建築物のリノベーション
他人のためにと心がけていると、あらゆる良縁が自ずと近づいてくるものだ。力麟建設グループと郭木生基金会の董事長を兼ねる郭淑珍は、古い建造物の再建に情熱を注いできた。迪化街にあるアートスペース......
何俊賢の一味違う教育の場
北海岸の「度咕屋」
幾度もその前を通り過ぎながら度咕屋には足を踏み入れたことがなかった。 車がスピードを上げて行き交う「淡金公路(省道2号線)」沿い、跳石海岸のすぐそばに度咕屋はあり、その土くれのような一風変......
太平山翠峰湖——
世界初のクワイエット・トレイル
アメリカの音響生態学者であるゴードン‧ヘンプトンは著書『One Square Inch of Silence(1平方インチの静寂)』の中で、「大自然の静寂を守ることは、生物の保護や生息地の......
海洋保全のために——
王銘祥のアオリイカ産卵床
海を頼りに生計を立てている人は多いが、海のために声を上げる人は少ない。多くの人は海から得るものは知っていても、乱獲やごみ投棄のために海がすでに傷だらけになっていることを知らないのである。海......
クロツラヘラサギの第二の故郷
――国際協力のモデルとして
自然資源を守り、文化と歴史を保存し、人々の暮らしと産業を受け継いでいくという、海と共存する概念が台南の台江では完全に解釈され実現されている。私たちはこの大地の価値といかに向き合えばいいのか......
ルリマダラ保護アクション
幾千万のルリマダラ 力強い羽を羽ばたかせ 三日三晩続く蝶の道となり 島国の山や谷を描き出す —曾貴海「ルリマダラ越冬の祭典」......
ピクニックの達人―― 璐露野に学ぶ
ピクニックは自由でナチュラルなライフスタイルを象徴するが、少し手を加えれば、ファッショナブルなパーティにもなる。 ピクニックの達人、璐露野はその美意識と創意をもってさまざまなスタイルのピク......
恒春半島の豊かな文化に触れる
自転車で行く台26号線の旅
台26号線は恒春半島の海岸沿いを走る幹線道路で、片側には青い空と大海原が広がり、もう片側には緑の山脈が連なる。沿道の小さな町に寄れば、まるで新たな台湾史のページをめくるかのように、そこには......
大自然の中でおいしいピクニック
ピクニックは美しい自然の中で楽しむものだが、最大の主役は食べ物である。ピクニックランチの重点は三つ。持ち運びに便利で、変質しにくく、皆でシェアできるというものだ。一般にはサラダやフルーツ、......
生産か、生態か―― 水田の生物多様性の指標
国連で『生物の多様性に関する条約』(1993年)が取り決められて22年になる。5月22日の「国際生物多様性の日」は、人間と万物が平和に共存する重要性を喚起する大切な日となっている。たとえ目......
生涯を障害者とともに ——
微笑みのシスター・メアリー
かつてマザー‧テレサは「私たちに偉大なことはできません。偉大な愛をもって小さなことをするだけです」と語った。 フィリピン出身のシスター‧メアリー(満詠萱/Mary O Losa Anuna......
公園の遊び場革命
子供たちの手に遊ぶ権利を取り戻す
母は強し。「子供を見ていて遊ぶ権利というものを考え、それに取り組むようになりました」と話すのは「還我特色公園行動聯盟(特色ある公園のための行動聯盟)」の母親たちだ。SNSによる動員や役所へ......
屏東万金の聖母の巡行
宗教と文化が融合する美しい風景
媽祖の生誕月である旧暦3月は台湾全土が媽祖の祭で盛り上がった。一方、西洋から来た聖母マリアも100年ほど前に台湾の風習に溶け込み、神輿に乗って町を練り歩く行事がある。毎年そんな行進を行うの......
ビーチクリーン活動を率いるダニエル・グルーバー
台湾一周の旅は多くの外国人旅行者に人気のルートだが、アメリカ人のダニエル・グル―バーの台湾一周の旅はそれとは大きく異なる。2013年、ダニエルは台湾各地のビーチの清掃を開始した。砂浜のゴミ......
先史時代から戦後まで
——基隆の激動の歴史を知る
「彼らの天は波しぶき、地は漁船の甲板。彼らが目にする海は近くではなく、遠くにある」 ——曾元耀「鉄道巷的日子」......
雑貨店の時代を再び
その人情と風土と時代の窓を開く
かつて、雑貨店は庶民の暮らしで大切な役割を果たしていたが、今では現代社会から消えつつあるものの象徴的存在となってしまった。ご近所を客としてきた雑貨店は、まさに風土によって育まれた産物だと言......
産地で食べるフルーツ氷菓
澎湖のサボテンと玉井のマンゴー
採れたてのフルーツを食べるために、わざわざ産地を訪れる人は多い。どこを食べてもフレッシュな果物は、地元の人々の誇りであり、またそこから小さな町の歴史を垣間見ることもできる。......
「島内散歩」
文化的自信を持つ台湾を再認識
皆さんのお国で「茶」はどのように発音されているだろう。「チャ」に近い音か、それとも「ティー」に近いだろうか。——「島内散歩」の施子真は、外国人客のガイドをする際、この質問を前置きに、茶文化......
ファーマーズ・マーケット——小規模農家のおもてなし
新店市碧潭の岸辺、夕暮れには人影はまばらになるが、傍らのファーマーズ・マーケットでは、次々に電灯が吊るされていく。暖かい光が暗闇を照らし、半透明のビニールカーテンを通して人影が揺らぎ、にぎ......
のんびり鉄旅
——南廻線の風景
台東大武郷の加津林渓下流で列車が通り過ぎるのを待つ。太平洋を背景に列車がまるで海を走るような風景が見られるからだ。或いは多良駅で列車を待てば、青い列車、海、空が一色となる風景を撮影できる。......