民国100年のこの年、さまざまな記念行事が行われた。同年の「光華」をめくると、我が国のパスポートでビザを申請しなくても100ヶ国以上に入国できるようになったという記事がある。中でもEUでは一挙に57の国と地域にノービザで入国できるようになった。この他にECFA(両岸経済協力枠組協定)が2010年6月に調印され、2011年元旦に発行した。また、中華民国100年で縁起がいいということで、結婚する人も多かった。
それだけではない。2009年7月に高雄で「ワールドゲームズ」が開催されたのに続き、9月には台北で「夏季デフリンピック」が行なわれ、2010年には「台北国際花の博覧会」、そして2011年には「台北ワールドデザインエキスポ」が開かれた。高雄ワールドゲームズは台湾で初めて開催された大型国際スポーツ大会、台北国際花の博覧会も世界的な博覧会であり、国民に美しい花々に彩られた春をもたらした。これら世界的なビッグイベントの開催は、台湾の開催能力を世界に示すとともに国のイメージを向上させ、文化マーケティングの絶好の機会ともなる。間もなく開催される「ワールド・デザイン・キャピタル台北2016」にも大きな期待が寄せられている。
中華民国100歳を祝し、自信を持ってより良い未来を築いていこうではないか。
台北市と高雄市は近年、創意ある都市の特色を打ち出し、台湾を世界に売り込んでいる。(中央の写真/紀国章撮影、右の写真/高雄市政府提供)
台北市と高雄市は近年、創意ある都市の特色を打ち出し、台湾を世界に売り込んでいる。(中央の写真/紀国章撮影、右の写真/高雄市政府提供)
台北市と高雄市は近年、創意ある都市の特色を打ち出し、台湾を世界に売り込んでいる。(中央の写真/紀国章撮影、右の写真/高雄市政府提供)