世界規模の「パスポート自由度」調査によると、フィンランド、スウェーデン、イギリスのパスポートを所持する者は、世界の173の国・地域にビザなしで入国できて世界トップの自由度を誇り、同ランキングで台湾は世界第25位だった。
アジアでは、世界の170の国と地域にビザなしで入国できる日本がトップで世界第4位、続いてシンガポールは167ヶ国で6位、韓国は166ヶ国で7位、香港は152ヶ国で14位、台湾は130ヶ国で25位であり、中国大陸は44ヶ国で第82位となった。この調査は、コンサルティング会社のヘンリー&パートナーズが今年7月1日現在の数字をまとめたものだ。トップ10はEUの9ヶ国とアメリカで、欧米諸国の人々は世界の170以上の国・地域にビザなしで入国できる。一方、戦争のあったアフガニスタンとイラクはそれぞれ93位と92位で昨年同様の最下位だった。
イギリスのインディペンデント紙によると、この調査は裕福な国の国民は他国に自由に出入りできることを示しているが、これらの国々が他国民の入国を自由化しているとは限らない。世界の4分の3の人々は、ビザを申請しなければ欧州に行くことができないのである。人口12億に達するインドからビザなしで行ける国は52ヶ国にとどまる。
パスポート自由度は、一国の国民が他国から歓迎されるレベルを示し、その国の国際的地位をも反映している。