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夕陽を浴びる西螺大橋
文・林格立 写真・林格立 翻訳・山口 雪菜
1月 2020
濁水渓にかかる西螺大橋は、北の彰化県渓州と南の雲林県西螺を結び、かつては「極東一の大橋」と呼ばれていた。
1953年に開通した当初の交通上の役割は、今では多くの橋に取って代わられたが、その美しさは私たちの胸に刻まれている。夕暮れ時に橋のたもとまで散歩し、コーヒーを飲みながら夕日を眺めていると、夜の帳が下りてきて西螺大橋が静かに輝く。
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