3D・インタラクティブ・新技術
ワイヤレス・ブロードバンドとリサイクルの二大テーマで選ばれた台北市の展示エリアは、他の都市パビリオンと同様、旧発電所を改造した建物内にある。そのため、出展する各都市は内部の展示にのみ力を注ぐことができる。
台北市観光局の脱宗華局長によると、台北館の最大の特色は「3D、インタラクティブ、新技術」である。館内に一歩入ると、まず世界最大で唯一のP3ディスプレー(高規格LEDディスプレー、5.382×3.2メートル)が目に入り、ディスプレーの中では台北市の郝;龍斌市長が入館者を歓迎している。
2階建て、面積792平米の台北館には二つの3Dシアターがある。入館者はまず台北101の高速エレベーターを模したエレベーターで2階の「360度3Dシアター」に入り、映画監督の侯孝賢が手掛けた映像『台北・生活・微笑』を鑑賞する。続いてブリッジを渡ってもう一つのエリアへ行くと、台北盆地の模型と組み合わせたピラミッド型のシアターがあり、特殊な投影技術を用いた映像『未来台北』を鑑賞する。
最後は1階のインタラクティブスペースだ。ここでは、タッチパネルを操作して台北の名所を見ることが出来る。台北館では、1回の入館者84名の中から毎回10名を抽選で選び、最先端のRFID(Radio Frequency Identification)技術を用いて、台北の龍山寺や台北101などを背景に記念写真を撮れるようにしている。
台北市は歌手の王力宏(ワン・リーホン)をイメージキャラクターに、台北館の宣伝を展開している。