読者からの応募作品 海洋の文化と暮らし 翻訳・山口 雪菜 9月 2022 中文 EN シェア 蘭陽平原と海を見渡す(林立昇) 宜蘭県頭城の蟾蜍山からは蘭陽平原を見渡すことができる。手前に蘭陽博物館があり、港には数々の船が停泊し、列車が走っていく。遠くに見えるのは外澳のビーチと広大な太平洋だ。 . .虹の下のチヌリクラン(鄭文正) 蘭嶼の東清集落では観光客がチヌリクラン(拼板舟)に乗って楽しめる。夏の日差しは強く、空には白い雲が浮かぶ。夕方、雲の端に虹が見え、凪いだ海を観光客を乗せたチヌリクランが帰航してくる。失われつつある「蹦火仔」(陳紫晴) 新北市の金山区には、台湾語で「蹦火仔」と呼ばれる昔ながらの漁法が伝わっている。漁火をともすと青いうろこの大量の魚が跳ね、手に持った網でそれを捕える。海面は炎に照らされて銀色に美しく輝く。中元節の灯篭流し(陳紫晴) 基隆(旧地名は鶏籠)の中元祭では、旧暦の7月1日に老大公廟で龕門が開かれ、12日に主普檀に明りが灯され、13日に迎斗灯が練り歩き、14日の夜11時に基隆八斗子望海巷で灯篭流しが行なわれる。先人を偲び、死者を供養し、平安を祈る意味が込められている。澎湖でバードウォッチング(邱瑞銘) 澎湖の東沖ではユニークなバードウォッチングができる。潮間帯、バードウォッチング、レジャー漁業とマリンスポーツを融合させた体験は、いつまでも思い出に残るものだ。夜明けの漁(利勝章) 毎年11月初旬、花蓮渓の河口では稚魚の漁が行なわれる。水平線から太陽が顔を出す前に、漁師たちは身の丈ほどある網を手に稚魚を捕る。野柳海岸のマラソン(王惟莎) 万金石マラソンがスタートした。万里、金山、石門の3区を走るコースでは、海と山が交錯する台湾北海岸の景観を堪能できる。鼻頭角(潘桐錫) 台湾東北海岸の鼻頭角公園。浜海稜谷線を進むと、海からそそり立つ、変化に富んだ海蝕地形を見下ろすことができる。稚魚漁(王朝騰) 夜明け前の花蓮渓の河口で、漁師たちが特殊な道具を使ってボウズハゼの稚魚を捕る。撮影者は、波のリズムに合わせてシャッタースピードを落とし、動きのある画面をとらえている。晴天の蘭嶼で魚を干す(林立昇) 四方を海に囲まれた蘭嶼は火山島である。長年にわたってここに暮らしてきたタオ族の人々は漁を生業としている。黒潮とともに回遊するトビウオは最も重要な獲物で、食べきれない分は天日に干して保存する。 キーワード: 台湾 写真 海洋 写真 島嶼 台湾 シェア