サイ保護の模範
ライリー顧問は、世界自然保護基金(WWF、旧「世界野生生物基金」)及び国際自然保護連合(IUCN)の顧問を務めた経歴を持ち、現在もIUCN指定のアフリカにおけるサイの専門委員だ。2025年10月下旬に初めて台湾を訪れた。
これまでに李登輝総統、蔡英文総統(いずれも当時)、林佳龍外交部長(外相)がエスワティニの野生動物保護区を訪れた際にも、ライリー顧問が接待役を務めている。林外交部長は2025年4月に台湾政府を代表し、エスワティニ最大のサイ保護団体「ビッグ‧ゲーム‧パークス」に100万リランゲニを寄付し、現地の野生動物保護活動を支援した。
エスワティニのサイ保護活動はアフリカ諸国の模範と言える。ライリー顧問も誇らしげにこう語る。「エスワティニはアフリカで最も成功した保護実績を持ち、ここ30年で密猟によるサイの死亡例はわずか3頭です」。「しかし隣国では密猟が横行し、国土が広く人の住まない地域も多いために防ぎきれず、1日平均3頭のサイが犠牲になっています」
干ばつや生息地の消失によってもサイは生命の脅威にさらされており、だからこそ生息地の保全はサイ保護にとって特に重要なのだとライリー顧問は強調する。

林桂龍・外交部長(外相)は2025年4月、台湾政府を代表して、エスワティニ最大のサイ保護団体「ビッグ・ゲーム・パークス」に100万リランゲニを寄付し、現地の野生動物保護活動を支援した。(外交部提供)