50年来、『光華』は台湾の変化と成長を忠実に記録してきた。「国を挙げて経済発展に取り組む」時代から「サステナビリティ」の時代へ、そして「婦人の社会参画」から「同性婚合法化」までの進歩を記してきた。しかし最も感動させられるのは、台湾社会が常にしなやかで強い人道の精神を貫いてきたことだ。
私たちは長年にわたってカトリックの神父やシスターの国境を越えた活動を記録してきた。「神は愛なり」の精神の下、彼らは青春と人生を台湾の土地と人々に捧げてきたのである。このような愛は、私たち自身が困難に直面した時の強さと信念にも表れている。伊甸基金會を創設した劉侠氏は光華の取材を受けた際に「災難は自信と忍耐を鍛える最良のカリキュラムです。災難と向き合う最良の方法は逃げることではなく、それに打ち勝つことなのです」と語っている。また2009年の台風8号で南部の原住民集落が壊滅的な被害に遭った時、「光華」は被災地の人々が「先祖伝来の地を捨てず、文化を絶やさない」という困難な課題の中で再建に取り組む過程を長期にわたって報じてきた。またアフリカ援助の農耕隊は、自ら農作業をして範を示し、現地の農家と苦楽を共にしてアフリカの人々と友情をはぐくみ、敬愛を受けてきた。医療面では、かつてはサウジアラビアと協力し、近年はコロナ禍において「Taiwan can help」という精神で世界に貢献し、台湾の強さを示した。
「光華」の使命は、こうした温かみのある足跡を写真と文章で記録し、残していくことにある。情報の少なかった時代、光華は「医療ミニ百科」の役割も果たし、エイズ患者やうつ病患者に心を寄せてきた。私たちは「時代のノート」でもある。台湾企業が注文の多寡にかかわらず顧客のニーズに応えようと努力してきた実直な姿も記録してきた。これらの記事を通してわかるのは、台湾のイメージはテクノロジーや経済発展だけでなく、思いやりと優しさに満ちた社会だという点である。これら過去の記事を読み進めていくと、民族や性別、国境を越えた愛が感じられ、より良い未来へと歩んでいきたいと思えるのである。
「光華」はこれからも「世界に向けて台湾をアピールする」という使命を担い、「台湾文化外交」のプラットホームとしての役割を果たし、多言語(華語、英語、日本語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語)と、多様なメディアとの協力で台湾のソフトパワーを示していく。
台湾に生まれた私たち、ここに暮らす私たちは何と幸せなことだろう。これからも、私たちとともにこの土地の温かい物語を綴り続けていただければと願っている。