「彼には努力するモチベーションが欠けている」こんな言葉を聞いたことがある人は多いだろう。この言葉を聞くと、消極的で怠惰で成功を求める欲のない人をイメージするのではないだろうか。しかし実際には、すべての人がモチベーションと才能を見出せるはずである。そしてその才能はふさわしい訓練を受けることで、さまざまな形で社会に役立つものとなる。
今月号の『光華』は、視覚障害を持つ臨床心理士の朱芯儀、講演を通して人々を絶望の淵から救う林欣蓓、ピエロに扮してバルーンアートを披露する張世明、絵筆を執って世界を広げた張椀晴の物語をご紹介する。ハンデを乗り越えて天賦の才能を発揮し、無限の可能性を生み出している彼らの人生と言葉は私たちの心に深く染み入る。
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先月号の東京オリンピックスペシャルに続き、今月号では東京五輪でメダルを獲得した黄筱雯と羅嘉翎のインタビュー記事、そして東京パラリンピックの写真特集をご覧いただきたい。また、来年(2022年)ブラジルで開催されるデフリンピック競技大会に我が国を代表して出場するバドミントン選手・沈彦汝のインタビュー記事もぜひお読みいただきたい。
今月号は他にも多彩な記事が目白押しだ。太魯閣では音楽狩人ピ・タイル・ウカーの人生の物語をうかがい、雲林県北港の武芸館・徳義堂では「龍鳳獅」の継承者である呉登興の素晴らしい武芸と工芸を目にし、また、台湾とカトリックをつなぐ巡礼路を訪ねた。さらに百年前の台湾文化協会の事績を振り返り、また台湾茶とその文化を欧州に紹介している台湾精品茶学会をご紹介する。今まで知らなかった、より多くの面から台湾を理解していただけることだろう。
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「成功」の定義は一人ひとり異なるだろうが、誰もが持って生まれた才能を発揮し、学習と自律を通して潜在能力を存分に発揮できれば、「天生我材必有用(天が生んでくれた以上、必ず何らかの役割がある)」と言う通り、自分自身や職場や他の人々の助けになるはずだ。人類の文明においても、先人たちが己の才能を発揮し、夢を実現し、あるいは好奇心を満たし、またそれぞれの時代の問題を解決してきたからこそ、今日の文明があるのだ。
今月号では、障害やスポーツ、文化伝承、台湾文化推進などさまざまな面で己の限界を突破してきた勇者の物語をご紹介する。これらの物語が感動と啓発をもたらし、皆様の今後の人生において力となれば幸いである。