急速にグローバル化が進む中、世界の距離はますます縮まっているが、私たちは最もシンプルな、原点となる目的地を見失いがちだ。「旅の真の目的は異郷を訪ねることではなく、異郷を旅する心持ちで故郷を体験することにある」とイギリスの作家G.K.チェスタトンが述べた通りである。
今月の『光華』は、大地と対話をしつつ鉄道で旅をする。そこで気付かされるのは、人と故郷との断ち切れない感情こそ最も美しい風景だということだ。この旅は人と土地をつないでくれ、人生の価値と意義をあらためて考えさせてくれる。
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世界の古地図の中で台湾はどこに描かれ、それは何を意味するのか。今月号では遠足文化の発行人だった王存立を訪ね、その長年にわたる研究とコレクションを語っていただいた。
さらに、台湾の色とはどんな色なのか、台湾の音楽はどのようにオーストロネシア文化とつながっているのか、この土地の創作エネルギーは世界にどのような影響をおよぼしているのかも考えてみたい。
2021年にフランスのカンヌ国際映画祭のCannes XR 2021でベストVRストーリー賞に輝いたニューメディアアーティストの黄心健、スモールアイランド‧ビッグソング発起人の陳玟臻、マレーシア出身の映画監督ホー‧ウィディン、そして循環経済の分野で世界から高く評価されているMiniwizなど、さまざまな分野の専門家に、これらの疑問の答えやそれぞれの人生の物語をお聞きした。
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『光華』のフォトエッセイは長年にわたって多くの写真家の作品発表の場と位置付けられ、過去に掲載された写真を通して台湾の写真史を振り返ることもできる。このフォトエッセイでは今月号から6ヶ月連続で、公募作品をご紹介していく。テーマは「台湾のランドスケープ」「祭り」「人と土地の美」「暮らしの中の技と工芸」「夜市」「台湾のテクノロジー」と続く。カメラがとらえた台湾の美、台湾のイメージをお楽しみいただくとともに、台湾の貴重な画像記録を残していく。
最後に、生活のリズムをスローダウンするために、ぜひおすすめしたいのは島内の鉄道の旅に出ることだ。きっとこの大地の鼓動と地域の生活の良さや人の心の温かさを感じられることだろう。そしてより重要なのは、これによってあなたの人生が潤い、新たな光を放てることなのである。