歴史において、多くの外国人が台湾の地に心血を注ぎ、長い歳月を捧げてきた。これら異国の人々の足跡は、振り返り、記憶する価値がある。
今月号のカバーストーリーでは、こうした外国人が残した足跡を追う。かつて台湾固有の植物を採集したフォーリー神父や早田文蔵博士、医療や教育、建築分野で台湾に無数の宝を残したジョージ‧L‧マッケイ牧師やFelder修道士などである。この他に、台湾の民間信仰を研究するアメリカの歴史学者ポール‧カッツ氏と、台湾の歴史研究に生涯を捧げる台湾大学外国語文学科のボラオ‧マテオ教授にも、長年の研究成果や現地との交流などについてお話をうかがった。
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2021年12月、台南で開催された「英国北欧台湾映画祭」の最終会場で、エグゼクティブディレクターの牛韻茹は「ようやく帰ってきました。参加型映画の醍醐味を、実家である台湾に持ち返ってきました」と述べた。
4年目を迎えた「英国北欧台湾映画祭」は2019年にロンドンでの開催から始まり、ロンドンでは62回の有料上映に7000人近い観客を動員した。その7割が台湾映画を見るのは初めてだったという。続いてはアイスランドに会場を移したが、同国でのアジア映画の有料映画祭は初めてのことで、海外における台湾映画の市場価値があらためて証明された。今年(2022年)はノルウェーでの開催が予定されているが、どのような見どころがあるのだろう。ヨーロッパでの台湾映画祭開催によってキュレーターは何を体得したのか、記事をお読みいただきたい。
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今月号では「台湾をめぐる」シリーズもぜひお楽しみいただきたい。「未来のスーパーフード」と目されるタイワンアブラススキの復活に関する記事と、台湾が世界に先駆けて力を注ぐクワイエット‧トレイルの紹介だ。台湾で初めてクワイエット‧トレイルの認証を受けた翠峰湖登山道では特色ある植物に触れられ、大自然を満喫できる。
このほかに、ウルトラマラソン選手が愛用する台湾製スポーツサンダルと、AIを活かして迅速に情報を分類するシステムが米国のR&D 100 Awardを受賞したファクトチェックにも注目したい。これら豊富な内容は、今月号の読者応募写真から成るフォトエッセイ「人と大地の美」とも呼応する。民族も国籍も異なる人々が同じ土地の上に暮らし、学術研究や技術開発、映画祭、あるいは生物種の再生などに取り組む道は、己と他者、そして世界とつながる方法を示している。