台湾の人と大地 翻訳・山口 雪菜 8月 2025 中文 EN シェア チク(麻竹)のタケノコは6月から9月中旬までがシーズンで、10月から天日干しが始まる。最初は淡い黄色のタケノコが、1ヶ月ほど乾燥させるとオレンジ色に変化する。強い日差しをあびる一面のタケノコは南投県竹山の風物詩だ。(林格立撮影) .2020年、南投県集集のタケノコ生産販売班は全国6000余りの農業生産販売班の中からトップ10に選ばれた。夏が旬の緑竹筍というタケノコを冬でも栽培できているという点が高く評価され、農業専門家も絶賛した。(林格立撮影)全台湾の烏骨鶏(ウコッケイ)の4分の1を生産する雲林県の鑫源牧場では、育種から養鶏、処理までをすべて行なっている。一日3回の見回りで烏骨鶏の健康を管理しており、年間の生産量は100万羽に達する。(林格立撮影)1968年創業の農友種苗公司は、植物繁殖の新技術の研究と優良品種の生産に力を注いでおり、病虫害や高温多湿に強い多様な品種を開発している。(林格立撮影)枝豆の消費量が多い日本では、その4割を台湾から輸入している。写真は高雄旗山の百賢農産が栽培している枝豆。収穫の機械化で効率を上げている。(林旻萱撮影)コチョウランは生産時期の調節によって一年中花を咲かせられるようになった。台湾のラン産業は世界中に台湾のランを咲かせようと努力している。(林格立撮影)雲林一帯で栽培される黒皮のピーナッツ「黒金鋼」は香りがよく、アントシアニンが豊富な品種だ。写真は、農家の人が煎ったピーナッツを選り分けているところ。(荘坤儒撮影)1916年に建設された桃園大圳(用水路)は桃園の田畑を灌漑する重要な役割を担っている。その二号水橋は桃園地区で初めての鉄筋コンクリート建築で、百年余りたった現在もびくともしない。(荘坤儒撮影)南投県信義郷の久美小学校で開かれた「小米(アワ)収穫祭」。長年途絶えていた伝統のアワ文化が集落に再び根を張り、受け継がれていく。(林格立撮影)ブヌン族は天への感謝を込めてアワ酒を作り、「酒糟拋洒祭」では、アワ酒を濾過した酒糟を投げて邪気を払う。(林格立撮影)台南市官田では、イネの収穫期を迎えると、シラサギが虫を食べに集まってくる。(荘坤儒撮影)台南市玉井は、かつては噍吧哖(タパニー)と呼ばれるツオウ族の集落だった。ここは台湾最大のマンゴーの産地で、愛文や金煌などさまざまな品種のマンゴーが年間1万トンも採れる。写真は玉井の青果卸売市場。(林格立撮影) キーワード: 台湾 大地 農業 写真 農業 食文化 植物 シェア