読者からの投稿 台湾の繊維植物と暮らしの中の工芸 翻訳・山口 雪菜 6月 2023 中文 EN シェア ドームの図案(王朝騰) ヨーロッパ建築のドームのような形をした台東県鹿野の圓頂殿堂。竹や縄、ライカ生地、鉄などを編みこんで建てられ、教会の美しいステンドグラスのような効果を出している。 .輪投げ(陳其軒) 収穫後の藁を撚って輪にすれば、環境にやさしいおもちゃになる。田んぼの傍らに設けた遊戯場で、伝統工芸で遊ぶことができる。台中花博の竹編みの遊び場(劉昭君) 竹編みと、種子や中央山脈のイメージを融合させた台中花博の竹跡館。構造と編みが竹林を表現しており、半開放的な竹編みの屋根の下を歩くと、光と風の動きが感じられる。この建造物は台湾の竹工芸と都市の美学を伝え、その工芸美を人々に示している。民雄の手撚りの藁縄(陳秀美) 冬に収穫した稲藁を干した後、手で縄を撚る。手作りの藁縄は環境にやさしく、強靭で繰り返し使用できる。共生(利勝章) これはアミ族のアーティスト陳勇昌の作品「共生」。花蓮県の磯崎村にある。竹ひごを船の形に編むことで、海洋資源を活かしてきたアミ族やカバラン族、サキザヤ族を象徴し、矢の形は狩猟に長けたブヌン族を表している。それぞれの部位が独立しつつつながっていて、文化的に異なるエスニックが隣接することで緊密な関係にあることを表している。竹編台湾(張秀凰) 台北花博に展示された竹編みアート。寰宇庭園エリアに設けられたこの作品「台湾園」は、竹林を背景に竹編み技術を用いて静けさを表現している。日が暮れるとますます魅力的な雰囲気を醸し出す。バス停のアート(利勝章) 花蓮に暮らすアーティストの林進展が作ったバス停は、玉東中学の前にある。竹編みのアーチ形は秀姑鑾渓をイメージしており、傍らの竹の球の樹木は県道193号線沿いに点在する15の原住民集落を象徴している。アーチ部分にある図案は原住民族に流れる血を象徴し、地域のモチーフを散りばめたインスタレーションアートとしても人目を惹く。編み笠づくり(劉昭君) 高雄市内門ではかつての農業社会から伝わる伝統の編み笠が作られている。野良作業で日差しや雨を避けるための笠だが、今は工芸とされている。竹の葉を一枚一枚縛り、竹ひごで縁を固定する。熟練した職人なら20分で完成させる。竹山の竹ひご編み(王明賢) 南投県竹山鎮では竹が豊富に採れ、竹ひご作りが盛んにおこなわれている。器の用途によって竹ひごを縦横さまざまに組み合わせて編んでいく。機織り(許承睿) 花蓮県吉安郷にある干城集落では苧麻(麻の一種のチョマ、ラミーとも)の織物が作られている。女性たちが織る布地にはさまざまな意義があり、その技巧や模様に気持ちが表れている。年配者への思いや子供への愛情、文化の継承などの気持ちが唯一無二の作品に込められている。 キーワード: 繊維植物 工芸 竹編み 写真 クラフト シェア