読者からの応募作品―― 都市と地方を結ぶ台湾の鉄道 翻訳・山口 雪菜 4月 2023 中文 EN シェア 夕日を背にした普快列車(温仁助) 南廻鉄道の電化が完了しても、沿線の景色の美しさは変わらない。心をいやしてくれる普通列車に乗って窓を開け、夕日に染まる太平洋を眺めれば、心は美しい茜色に染まり、日頃の悩みも忘れてしまう。 都市と地方を結ぶ台湾の鉄道老いてもたくましい(許承睿) 阿里山森林遊楽区にはサクラの木が32種類、2500本近くあり、3~4月には満開を迎える。対高岳駅の木道沿いにはヒガンザクラ、祝山駅にはソメイヨシノ、沼平公園から森之道、桜之道に入るとムシャザクラが花開き、毎年多くの旅行者が訪れる。「31号蒸気機関車」が沼平線に現われると、サクラの中を走る列車の景色が美しい。台湾最後のサトウキビ運搬トロッコ(黄宥益) 五分車が長い車両を牽いてやってくると、大勢の写真愛好家がシャッターを切る。収穫したばかりのサトウキビを満載したトロッコはゆっくりと製糖工場へと向かい、国産の甘い砂糖となる。龍騰断橋と蒸気機関車(陳美秀) 苗栗県三義郷にある龍騰断橋は、昔は魚籐坪断橋、糯米橋とも呼ばれていた。今は列車は通っていないが、内山線の勝興駅と龍騰断橋、軌道やトンネル、橋梁などの施設はよく保存されている。蒸気機関車のCK124が旧山線に復帰して、多くの観光客がSLと断橋を一目見ようと訪れるようになった。平渓線の望古駅(張秀凰) 平渓線の無人駅、望古駅の近くにある慶和吊橋は炭鉱が繫栄した時代の名残りである。明け方に望古駅近くを列車が走る景色は多くの写真愛好家をひきつける。S字カーブを走る自強号(温仁助) 夕暮れ時、金色の光が山の端から差し込むとS字カーブの軌道が輝く。この瞬間に自強号が現われ、画面全体がより魅力的になった。一堂に会する(蒋官峰) 彰化にある扇型車庫の開設百周年記念イベントでは、通常は各地を走行しているさまざまな型の列車が集められ、多くの人が一目見ようと訪れた。この扇型車庫は国定古跡に指定されており、鉄道の貴重な文化遺産となっている。蘇花改南澳マラソン(呉姵萱) 蘇花改公路(蘇澳から花蓮までの道路のバイパス)が開通する前に、南澳でマラソン大会が開かれた。南澳一帯の美しい山河を眺めつつ、開通前の大規模プロジェクトを走れるというので6000人余りのランナーが参加した。熊の親子と普悠瑪(プユマ)号(陳紫晴) 花蓮県と台東県は台湾の重要な米どころで、地形によって他の地域と隔てられているため、観光においても鉄道が不可欠な交通手段である。水田に描かれたイラストによって農地が観光スポットとなり、花蓮県玉里の客城鉄橋が人気の観光地となった。イラスト入りの列車(黄慧琴) 内湾支線は、かつては沿線の木材やセメントを輸送するための産業鉄道だったが、最近は観光鉄道への転換に成功し、多くの人が訪れるようになった。車両には可愛らしいキャラクターとともに、内湾線沿線の風土や文化、鉄道の歴史などが描かれており「移動する美術館」とも呼ばれている。 キーワード: 台湾 写真 鉄道 写真 観光 シェア