車椅子でもステージに立つ
より多くの高齢者の夢をかなえるため、2008年から弘道基金会は、お年寄りがステージに立つコンクールを開始した。最初の3回で456チーム、1万2563人が参加、そのうち90歳以上が172人、100歳以上も5人参加している。
基金会は活動費を募り、項目ごとに専門の審査員を招き、心身障害や認知症、超高齢などを「加点」項目として多くの高齢者の参加を歓迎している。
身体の不自由なお年寄りにもそれぞれふさわしい項目があり、心身の健康を促進できる、と審査員をしている台湾体育学院運動健康科学学科の趙淑蘋;准教授は言う。「身体が自由に動かないお年寄りが笑顔で踊りを披露するだけで貴重な社会教育になります」と言う。
この活動は今年、衛生署国民健康局の政策に取り入れられ、自治体の衛生局が推進するようになり、参加者は3万人、決勝では27チームが対戦するようになった。
これはお年寄りのオリンピックだと林依瑩さんは言う。参加者は10万元の賞金を目標に毎日練習し、負けても来年またチャレンジする。
2回連続参加している99歳の徐さんは、1回目は車椅子で参加したが、次は自分の足で立とうという目標を立て、本当に立てるようになった。
基金会はさらに大きな夢を育んでいる。今年9月の決勝戦を専門の照明や音響のある台北アリーナで開こうというのだ。
「お年寄りたちも台北アリーナと聞いて大喜びしています。さらに観客による投票も計画していて、決勝の点数は小数点の争いになるので、参加者の懸命な演技が期待できます」と林依瑩さんは言う。
お年寄りに人気のある有名タレントに司会を依頼することも考えている。
真剣に夢を追い、それを支える愛があれば、いつかかならずかなうのである。

夢という魔法の杖を一振りすれば心身に活力が戻ってくる。写真は始球式で投球する羅さん。

夢という魔法の杖を一振りすれば心身に活力が戻ってくる。写真は始球式で投球する羅さん。

生まれて初めて卒業証書を受けた台中市大雅の生徒たち。自分の名前も書けるようになり(右)、笑顔は自信に満ちている。

夢という魔法の杖を一振りすれば心身に活力が戻ってくる。写真は始球式で投球する羅さん。