世界にも手を差し伸べて
台湾医療の成熟にともない、世界への貢献も始まった。
1978年にはすでに、台北栄民総病院からサウジアラビアのニュー・ジェッダ・クリニック病院へ医療スタッフが派遣されている。一流の医療水準が高い評価を受けたことで、ここから10年に及ぶサウジアラビアへの医療団派遣がスタートした。両国の絆を深めたこのできごとは、『光華』1983年2月号の「サウジアラビア駐在プロジェクトチームと医療チームによる友情と信頼」にまとめられている。
2003年3月号「ますます盛んになる──台湾の海外医療援助」では、台湾の国際合作発展基金会(ICDF)から1962年に初めて軍医6名がリビアに派遣され、同国の医療や軍医組織の改善支援が進められたことが報告されている。アフリカ諸国への台湾の医療援助はすでに60年以上に及んでいるのだ。
ほかにも台湾の羅慧夫(ノードホフ)顱顔基金会による海外援助や、第1回「外交代替役(兵役の代替となる役務)」でアフリカのブルキナファソに医療チームの一員として赴いた連加恩さんの体験など、いずれも台湾の医療援助活動における心温まる物語を伝えている。
数年前、世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大した際にも、台湾がとった行動の数々を『光華』は伝えてきた。
マスクの寄付だけでなく、生薬を用いて台湾で開発されたコロナ治療薬「清冠一号」の販売などを通じ、世界に向けて「Taiwan can help」という態度を示したのだ。
台湾は自らの力を発揮して世界に貢献している。それら台湾医療衛生のさまざまな取組みを『光華』は一つひとつの記事として報道することで、この島の「人を大切にする」精神に光を当て続けている。

世界での新型コロナウイルス感染拡大に際し、台湾は医療物資を海外に送り届け、「Taiwan can help」の精神を示した。(陳美玲撮影)

1979年、台湾はアジア初の結合双生児分離手術に成功した。『光華』は張忠仁・忠義さん兄弟の人生や手術について詳しく報道している。(上は手術後、中は手術翌年、下は19歳になった兄弟)