台湾の夏の冷たいスイーツ
2020 / 8月
今月号では、台南と高雄の老舗かき氷店の物語、花蓮や澎湖などの地元食材にこだわったアイスクリームや社会変革を目指すアイス、そしてイノベーションが生み出したさまざまな創作アイスなど、夏の氷やアイスクリームの物語をお届けする。
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カバーストーリー
懐かしい老舗の味
麻豆龍泉と旗山常美の「かき氷」
店内に華やかな内装はないが、作りたての新鮮なトッピングがそろっている。冷房が特に効いているわけでもないのに、なぜか甘さと冷たさが心にしみる。台南麻豆と高雄旗山にある老舗のかき氷店で、昔懐か......
産地で食べるフルーツ氷菓
澎湖のサボテンと玉井のマンゴー
採れたてのフルーツを食べるために、わざわざ産地を訪れる人は多い。どこを食べてもフレッシュな果物は、地元の人々の誇りであり、またそこから小さな町の歴史を垣間見ることもできる。......
アイスクリームで世界を変える
「1982法式氷淇淋」と「正当氷」
「1982法式氷淇淋」の呉書瑀と「正当氷」の李孟龍は、期せずして同じように職人の精神を発揮して、大地にやさしい農業を営む農家の作物を使用し、化学添加物を使わないアイスクリームを作っている。......
おのれの名を冠する職人魂
冷たいデザートは、食卓にあってもなくても大きな差はないと思う人は多いだろう。しかし、長い年月をかけて技術を学んだ末に、そこに創作の世界を求める人もいる。彼らの手にかかると、冷たいスイーツに......