花開く原住民族の文化と芸術
2020 / 12月
.
>
カバーストーリー
母が織る糸
—— 林介文の「織路」
しばらく前、台湾の母親たちの間で流行した本がある。『文芸女青年這種病,生個孩子就好了(文学少女という名の病は子供を産んだら治った)』という一冊だ。著者の蘇美は、厭世的で悲観的だった文学少女......
故郷で踊る
—— 台東で羽ばたく 布拉瑞揚舞踊団
台東の布拉瑞揚舞踊団(Bulareyaung Dance Company)のフェイスブックを開くと、パイワン語で「故郷への帰還は完全な生命の延長であり、布拉瑞揚舞踊団の扉は開かれている」と......
集落の多様な姿を引き出す
児路創作芸術工寮
芸術家の東冬‧侯温(Dondon Hounwn)は児路創作芸術工寮(Elug Art Corner)を設立した。花蓮の銅門で集落の歴史を整理しつつ古い歌と神話を収集している。またアーティス......
大自然の素材を大切にする カバランの暮らし
東海岸の「光織屋」
ファイバー‧アート(繊維素材による造形)作家である陳淑燕にとって、編物‧織物はいたるところにあるものだ。彼女はカバラン(噶瑪蘭)族の竹‧籐工芸アーティストである杜瓦克‧都耀(Tuwak T......