外国人参拝者にも、おみくじを解読
行天宮は松山空港からMRTで20分ほどで到着するため、海外からの参拝客も多い。
行天宮で「執事」と呼ばれるスタッフの曾思凱さんによると、外国人の中でもおみくじをよく引いていくのは日本人とタイ人で、中でも神社のおみくじに親しんでいる日本人が特に多いそうだ。そのため、ここのおみくじは裏面に日本語訳がついている。
行天宮で最もユニークなのは、おみくじを引いた人のためにその内容を解説してくれる人がいることだ。青い法衣を着た執事が解説してくれる。「まず、おみくじを引いた目的が異文化体験のためなのか、本当に何か迷いを解決したいのか、確認します」と曾思凱さんは言う。後者である時には、執事がその人の言語で内容を解説する。
英語か日本語なら、その言語に精通した人が担当し、その他の言語の場合、翻訳ソフトを使いながら可能な限りおみくじの意味を説明する。

「収驚」を受ける時は、列に並んでいる時からスマホをしまい、廟の落ち着いた雰囲気を感じ取るようにと曾思凱さんはアドバイスする。そうすることで「効労生」も楽になり、効果も倍増するからだ。