>
台南のランタンフェスティバル
文・林格立 写真・林格立 翻訳・山口 雪菜
4月 2020
台南らしさがあふれる「府城普済灯会」は、毎年旧正月の前にスタートする。2020年も、普済殿の広場と国華街に千に上る色とりどりの提灯が飾られ、多くの人が春節の雰囲気を楽しもうと訪れた。
伝統の中国太鼓
新北市の新荘、MRTの駅からほど近いところにある「响仁和鼓芸工坊」は、1923年に王桂枝が創設し、今はその3人の息子が跡を継いでいる。台湾で今も伝統の技法を守る数少ない太鼓作り工房のひとつである。......
伝統戯曲の架け橋となる大稲埕戯苑
大稲埕戯苑はその審査制度を運用して、演出家と俳優、観客の間にコミュニケーションの場を開設し、演劇精神の拠点となっている。若い歌仔戯俳優はここから育ち、大舞台への準備を調え、演劇人生の新しい......
台湾を鳥瞰する
建築篇
台湾の建築文化は多様である。 閩南(福建南部)、客家、日本、西洋などの様式に加え、 まったく新しいスタイルの建築物が同じ土地に建ち並んで花を咲かせ、 台湾各地の特色ある景観を織りなしている......
舞台に立てば、歌仔戯の未来が見える
戯曲の人材を留められるか否かは、上演の環境によって決まる。 公立劇団は若い歌仔戯役者の育成に力を注ぐとともに、 彼らが舞台に立つ機会を提供している。 そしてさらに重要なのは、舞台に立つ俳優......
台湾東海岸
自転車で行く台11号線
海岸山脈を間に挟み、中央山脈と太平洋に囲まれた花東地区(花蓮県と台東県)は、昔から台湾の「後山」と呼ばれ、その地理的環境から大自然に抱かれてきた。またここは、外から来る人々を受け入れている......
台湾一の女神——媽祖の祭り
旧暦の3月、台湾各地で年に一度の媽祖の祭典が行なわれる。多くの廟の媽祖が「進香」のために廟から出ると、通りでは住民がこぞって神輿をお迎えし、信者と触れ合う。中でも台中の大甲媽祖と苗栗県通宵......
徐家の栄光と継承
台湾剣道の発展
剣道に言う「一本」とは、有効な打突による得点だが、より深い意味では気勢、気迫と竹刀さばき、体さばきが一体となり、完璧な一撃を生み出すことである。これを気剣体の一致と言う。 台湾の剣道は日本......
開港百年を迎える南方澳に 新たな文化と自然の輝きを
開港百年を迎えつつある古い漁港――南方澳は、今や大きな転換期に直面している。沈みゆく夕日のように、往年の輝きの名残りを華やかな色彩とともに放ち、やがて夜のとばりが落ちるのを待つ。だが夜は再......