バーバー文化を再び

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2018 / 8月

文・鄧慧純 写真・林格立 翻訳・山口 雪菜


多くの男性は、昔ながらの理髪店を今も鮮明に覚えていることだろう。父親に連れられて男性専属の空間に足を踏み入れる。子供は背丈が足りないので、理容椅子に渡した洗濯板に座らされたものだ。その横で父親は、おかみさんの手で気持ちよさそうに髯を剃ってもらっていた。熱いタオルを顔に当て、頬や鬢に白い泡を塗り、おかみさんが剃刀を当てていく。切った髪をポマードでオールバックになでつけると、まるで映画『阿飛正傳(欲望の翼)』の梁朝偉(トニー・レオン)のようにかっこよかったものだ。

だが、いつの頃からか若い世代は男性専用の理髪店にいかなくなり、床屋文化は途絶えてしまった。それが近年、このバーバーの記憶を取り戻し、その技術を後世に伝えていこうという動きが出ている。


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