デザイン思考で イノベーションを駆動——

都市ガバナンスの新たな可能性
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2019 / 5月

文・鄧慧純 写真・莊坤儒 翻訳・山口 雪菜


一枚の小さな名刺に、台東特有の文化的景観が描き込まれていて、それを手に取るだけで、台東がずいぶん変わったことに気付かされる。何の変哲もない赤いプラスチックのスツール(紅椅頭/アンイータウ)が、国境を越えて台南と大阪の人々の心をつないでいる。近年は、公的部門がデザイン思考を都市ガバナンスに導入するようになり、人々に新鮮な驚きをあたえている。これはまた住民に、己の文化に対する誇りと自信をもたらすことにもつながる。

 


変化は中央から最も離れた僻遠の地——台東で発生した。2016年、台風1号が台東に甚大な被害をもたらし、それが台東の変化のきっかけとなった。県は公共政策にデザイン思考を導入し、都市ブランドを打ち出して、東海岸に台湾で初めての県・市レベルのデザインセンターを設立することとなったのである。

デザインで台東のイノベーションを駆動

デザインとは何か。台東デザインセンターの張基義CEOは「デザインは生活の一部でなければなりません。最も基本となる美を追求すると同時に、問題を解決するソリューションとならなければなりません」と言う。

台湾の産業は受託生産からテクノロジーへと発展してきたが、次の一歩はどこにあるのだろう。「暮らしで直面する課題のイノベーションに立ち返るべきです」と張基義は言う。そして「公的部門がデザインを活かすことでイノベーション思考を促し、異なる可能性を追求することが台湾のチャンスにつながるでしょう」と言う。

台東出身の張基義は、2010年に帰省して副県長(副知事)に就任したが、実際の仕事は美学ディレクターだったと話す。就任時、県長(知事)の黄健庭は、彼に台東の美学を任せたいと考え、以来台東は品質管理とイノベーションへの道を歩み始めたのである。

だが、デザイン思考を県政全体に活かしていくというコンセンサスを得る必要があった。2017年に創設された台東デザインセンターは、当初は国際発展・計画処に属していた。だが「各部門はまだ準備ができておらず、一つ審査部門が増えただけだと考えていました」と言う。その後、デザインセンターが県長直属の機関になり、プロジェクトオフィスが設置された。そして、デザインセンターは他部門の本来の業務に干渉するのではなく、部門を越えたビジョンを打ち出して各部門とともに歩むものとされた。「プロセスに干渉するのではなく、メカニズムが形成される前にコンセプトを導入して戦略を立て、それに沿って進めていけばいいのです」と張基義は言う。

地方の一般公務員の多くは膨大な事務処理に追われて公共政策について深く考える余裕がなく、プロジェクトの多くは調達手続を進めるだけで、問題の核心を解決することにつながっていない。デザインセンターは、こうした状況を変え、台東の未来を考えるビジョンを打ち立てたいと考えた。「病院に行く時、一番安い医者はなく、専門性が高く、評判の良い医者を探すものです」と張基義は喩える。デザインセンターは、各部門の計画の初期の段階で問題の核心を明らかにする役割を果たす。問題が明らかになれば、どのようなチームに依頼すべきか分かるからである。

2018年、デザインセンターは民間のプランニングチームPlan bを招き、共にデザインによって台東を変えていく作業を開始した。そして放置されていた台東鉄路警察局の建物をデザインセンターの活動の場とした。デザイナーの馮宇は本来の建物を残し、ロゴデザインと空間に「窓」のイメージを展開した。視覚を起点とし、窓を通して台東の将来を探索し、クリエイティビティを発見するという意味が込められている。

台南を正しく知らしめる

台東がデザインを通して都市ブランドを打ち出そうとしているのに対し、台湾の古都「台南」は、いかに台南を正しく認識してもらうかに心を砕いている。

2015年、台南と大阪を結ぶ直行便が就航し、台南市は大阪から観光客を呼び込む方法を考えた。当時の台南市観光局長だった王時思(現在は台南市副市長)によると、広告然としたマーケティングでは本来の台南の姿を表現できず、価格競争に陥ってしまうと考えた。「そこで、旅のモチベーションを前面に打ち出し、台南に行きたいと思ってもらうことを考えました」と言う。

王時思は台南の真の姿を伝える展覧会を開くことを考え、ローカルの小さな旅を推進してきた風尚旅遊の游智維を招いた。彼はどんな町も深く味わう価値があり、その土地の価値を通してコミュニケーションを取ることが重要だと考える。

では、台南はどのような町なのだろう。「よく『台湾で最も美しい風景は人だ』と言いますが、私たちは人を前面に打ち出したことはありません」と游智維は言う。有名人をイメージキャラクターに起用しても、それは土地の住民ではなく、真の人情を伝えることはできない。台南の真の姿を伝えるために、彼らは莉莉氷果店(かき氷屋)の李文雄や切り紙細工の楊士毅、「奉茶」の葉東奉、「屎溝墘客庁」の蔡宗昇、「優雅農夫芸術工場」の黄鼎堯、芸術修復師の蔡舜任、歌手の謝銘祐らを招いて、それぞれの台南ストーリーを語ってもらった。「これこそ地元の人情です。一人ひとりが物語を語り始めたら、その都市の物語は語り尽くせません」と游智維は言う。

屋台でよく見られる紅椅頭(赤いプラスチックのスツール)は、游智維のチームが見出した台湾を代表するアイテムである。シンプルだが日差しや雨に強く、内に秘めた情熱は台南人の性格を思わせる。また人情深い台南人が「どうぞ、掛けて」と差し出す椅子でもあり、台南の真の暮らしを象徴している。こうして大阪で「台南紅椅頭(アンイータウ)観光倶楽部」展が開催された。

ふさわしい人材とともに

「台南紅椅頭観光倶楽部」は、質感を重んじる日本でも注目され、2018年「グッドデザイン賞」の地域・コミュニティづくり部門賞に輝いた。

成功のカギはふさわしい人材を見出すことだ。この2年、游智維は地方創生にも注目し、日本の多くの地方を訪ね歩いた。「自治体が民間からいかにパートナーを見出し、開放的な信頼関係を築くかがカギとなります」と言う。

どんな時も信頼関係を失うことはないと王時思は言う。公的部門のプロジェクト推進には審査日程があるが、游智維は常に協力するアーティストのために最大限の時間を確保する。時間に余裕があってこそ、感動的なものを生み出せるからだ。だが、プロジェクト執行にはリズム感も必要だと言う。この時、王時思は公的部門の立場から判断し、時間や経費の限度を決める。

Plan bの游適任が台東デザインセンターのパートナーに確定した後、彼は台東県の各部署を訪ねたが、どの部門の長も台東を深く愛し、常に台東のためを考えていることがわかった。

台東デザインセンターは自治体と民間のプラットフォームで、そこには行政手続に精通したメンバーもいて、それによって外部との窓口の役割を果たすことができる。同時にデザインセンターは民間の参画によってイノベーションの力を取り込まなければならない。そこで張基義は、県の建設、観光、文化、農業などの各部署での経験がある羅淑圓を副執行長に招いた。羅は会計審査部門と協議し、デザインセンターの調達案件をよりフレキシブルなものとし、プロジェクトによってさまざまな専門業者を統合し、デザインによる駆動という理想を実現している。「我々が求めるKPI(重要目標達成指標)は社会的影響力のある重要な企画案3件というだけで、企画の内容は空白です。過去の調達案件におけるKPI設定方法への挑戦でもあります」と羅淑圓が言う通り、政府や自治体の調達手続に精通した人にとっては驚くべき方法で、例えば「社会的影響力」の定義だけで大変な作業になったと張基義は笑う。「しかし、専門性の高いチームに力を発揮する空間をあたえれば、彼らは自ずと社会的な影響力を生み出すのです」と言う。これこそデザインセンターにふさわしいKPIと言えそうだ。皆の目標が明確になり、プロセスは行政と実施機関が話し合って決め、細部は専門チームが自由に力を発揮して社会的影響力を発揮していくのである。

全体の協力関係を游適任はこう表現する。プロジェクトオフィスは陸軍のように現地に足を踏み入れてニーズを理解する。Plan bは空軍のように急いで現場に人を送り、イノベーションと変化を起こす。この時、プロジェクトオフィスはそのまま進めるか否かを判断する。両者は恋人同士のように互いの気持ちを探り合い、火花を散らすこともあるという。

台東デザインセンターは、今年初めに台東県政府の名刺をリニューアルした。台東の海と山と空をテーマとし、また台東産の米やトビウオ、釈迦、三仙台、公東教会、熱気球などをシンボリックに描き入れ、台東のイメージを打ち出した。「県の名刺を新しくすることで、市民はすぐにデザインセンターが問題を解決しようとしていることに気付いてくれます。名刺は毎日交換するものなので、多くの人に台東の変化を知らしめることができるでしょう。これは台東がより多くの可能性を受け入れようとしていることを示しています」と游適任は語る。

小さくても偉大な何か

小さな名刺だが、そこに台東の文化や風土が刻まれており、台東の変化を宣言する。

「大きいとは言えませんが、偉大なことです」と張基義は言う。これは著名デザイナーが一人でできることではなく、デザインセンターがプロジェクトとして統合し、Plan bがデザイナーの張溥輝とともに推進したものだ。「デザイナー選びだけでもいろいろありました。若い世代でありつつ若過ぎず、一定の知名度と影響力を持ち、また公的部門のルールを理解していて、人との交流に長けた人という条件でした」と游適任は苦笑する。他の自治体にはできないことを、台東はデザインセンターを通すことで実現した。「私たちは点火者であり、公的部門と民間の想像やイノベーションを動かすきっかけです」と張基義は言う。

紅椅頭(アンイータウ)は日本で台湾の記号として受け入れられ、毎年の展覧会の後、主催機関は入場者に紅椅頭をプレゼントしている。最初、日本人はプラスチックの椅子をもって電車に乗ることはないと言われたが、やってみると紅椅頭はすぐになくなった。「想いというものが人の理性を失わせるのです」と話す游智維は、紅椅頭は日本と台湾の庶民をつないだと語る。「これは価格の問題ではなく、価値の問題なのです」

「紅椅頭は、暮らしの中のどうということのないアイテムですが、こういうアイテムを皆の目の前に置き、素直にこれが私たちだと言うことで、自分の真の姿と向き合う勇気を示すことができます」と王時思は言う。彼女は常に、観光は産業としてだけでなく、正しく認識されるべきだと考えている。より多くの人に台湾を知ってもらい、台湾が非常に不利な条件の下で、自由と民主主義と人権を守っている国であることを知ってもらうことこそ重要だと考えている。

デザインでイノベーションを動かす。さらなる可能性に期待したいものである。

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設計驅動創新思維

城市治理的新可能

文‧鄧慧純 圖‧莊坤儒

一張小小的名片,被注入台東特有的人文風情,讓人一拿到手馬上就發現台東不一樣了。一張樸素的塑膠紅椅頭,跨越國際,成為台南與大阪民眾情感的聯繫。近年來公部門將設計思維導入城市治理,使人眼睛一亮,也讓民眾對於自己的文化更添驕傲與自信。


改變發生在台灣最偏遠的城鎮──台東。2016年尼伯特颱風重創台東,也是台東改變的契機,最初縣府只想著將街景招牌美化,卻逐步演變成將設計思考帶入公共政策,打造城市品牌,讓台灣的後山誕生全台第一個縣市等級的設計中心。

用設計驅動台東創新

什麼是設計?台東設計中心執行長張基義開宗明義地說:「設計一定是生活的一部分,不只處理最基本美不美的問題,設計更進一步要能提出方法,解決問題。」

台灣的產業發展從代工轉型到科技產業,但下一步在哪裡?「應該是創新跟回歸到生活所面對的議題」,張基義說。而「如何讓公部門用設計驅動創新思維作出不一樣的可能性,將是台灣未來的機會。」

台東子弟張基義,在2010年回到家鄉接任副縣長,他自稱實際上的名稱應該是「美學總監」,當時縣長黃健庭借重他的專長把關台東美學,台東自此踏上品質管控與創新理念的路途。

但要將設計思維落實成為縣府上下通盤的共識還有一段磨合的路。2017年成立的台東設計中心,原隸屬於國際發展及計畫處,但那時「各局處還沒準備好,常以為是多一個管考單位。」張基義說。後來設計中心改直屬縣長之下,成立專案辦公室;同時也反思,設計中心的工作不該干預局處原本的業務,而應是超越局處,設定好願景,與局處同行。「最好的方式是不在過程中給予過多干預,而是在機制還沒形成前,就先導入好的觀念,先鋪陳好戰略,順著走,自然就水到渠成。」

張基義解釋,地方基層人員多被沉重的行政業務困住,再無餘力細究公共政策之所為何事,致使公部門的專案多數只求把採購程序走完,無法真正解決問題核心。設計中心想要改變這樣的局勢,創造台東未來的高度。「你去看醫生,不會找開價最便宜的醫師吧?一定是找專業對應、最有口碑的醫師才是。」張基義用簡單的比喻解釋設計中心的角色,設計中心扮演協助局處在計畫前期釐清問題核心的角色,問對問題,然後對應業務需求,知道台灣最好的團隊在哪裡,能提供怎麼樣的服務。

2018年,設計中心邀請民間專業企畫團隊Plan b加入,共同驅動設計導入台東的理念。並活化閒置的台東鐵路警察局,作為設計中心的實體場域。空間保留原初建物的質地,設計師馮宇在LOGO設計和展間運用「窗」的意象,象徵由設計的視角切入、透過窗戶「觀察探索」與「發現創造」台東的未來。常設展「台東未來生活提案所」則邀請民眾從自身不同的生活經驗及視角出發,寫下對台東未來的想像。

讓台南被正確認識

擁有豐富的人文、自然資源的「台東」冀望透過設計打造城市品牌;而台灣最古老的城市「台南」則思索著如何讓城市被正確的認識。

2015年,台南與大阪直飛航線開啟,台南市政府思考如何吸引大阪民眾到台南走走。時為台南市觀光局局長的王時思(現為台南市副市長)指出,太過廣告式的城市行銷,其實沒有說出什麼真相,比拚的只有價格,淪為市場上的競爭,「那實在談不上是讓城市被正確理解的模式」,王時思說。「我們決定把旅遊的動機放在最前面,而非旅遊市場。呈現台南真實的樣子,先讓他們想要來台南,喜歡台南。」

王時思決定要辦一個展,能展現台南真實樣貌的展覽。策展團隊找上風尚旅遊的游智維,同時也是蚯蚓文化的創辦人。游智維是推動台灣在地小旅行的先驅者,他認為一方風土養一方人,每個城市都值得深入體驗經歷。旅行該像蚯蚓翻掘泥土一般挖掘地方的價值。他也藉由旅行為媒介,溝通他認為重要的,如老屋保存、環境永續、多元價值等。

台南的樣子是什麼?「我們總愛說『台灣最美的風景是人』,但我們卻從來不用人來做深度溝通。」游智維說。「我們曾經用明星來代言,但那並不是我們,所以不能真正讓你感受到人情味。」王時思補充。想要呈現台南真實的樣子,他們找來莉莉冰果店的老闆李文雄、剪紙藝術的楊士毅、「奉茶」主人葉東泰、「屎溝墘客廳」主人蔡宗昇、「優雅農夫藝術工廠」執行長黃鼎堯、藝術修復師蔡舜任、金曲歌王黑哥謝銘祐等等,分享他們的台南故事。「這個就是人情味,當我們相信這個城市裡面的每一個人背後都有故事可以去跟別人溝通,那這個城市怎麼會說得完呢?」游智維說。

而在小吃攤上最常見的塑膠「紅椅頭」,是游智維團隊找出來代表台南的元素。看起來質樸簡單,耐摔不怕日曬雨淋,外表直接但是內心熱情真誠,與台南人的性格很相似,同時,一張張擺著的紅椅頭也像是台南人熱情的招呼「來坐喲!」一張張展示著一個台南故事的物件,承載台南生活的樣貌,「台南紅椅頭アンイータウ観光倶楽部」就此開幕。

找到對的人,一起前進

「台南紅椅頭觀光俱樂部」不僅連續兩年獲得國內指標創意設計獎項的肯定,更讓素來注重創意和質感的日本驚艷,在2018年獲得日本Good Design「地域‧社群創造」類別獎項。

找到對的合作夥伴是成功的關鍵。這兩年游智維也關注地方創生的議題,走訪日本許多創生小鎮,他得出:「政府如何在民間找到擁有共同目標的合作夥伴,並且保持信任與開放的合作關係,一步一步地往前走,至為關鍵。」

「我們無論遇到什麼事情,沒有失去過對彼此的信任。」王時思說。執行公部門案子有一定的查核時程,但游智維總是想為合作的藝術家爭取更多的時間,「要多一些時間,才能產生出感動的事情。」他說。但另一方面,案子的執行又仰仗理性的節奏,才能成就最終的圓滿。這時王時思就要從公部門的角度做專業判斷,設定停損的時間點,不然藝術家會一直發想,越做越大。「當然他們是特例啦!很少有人這麼不計成本,但是台南就是運氣很好,或是說很得人疼。」王時思笑笑地表示。

而原本不太接觸公部門案子的Plan b創辦人游適任,確定成為設計中心的夥伴後,曾拜會台東縣府各局處,他發現長官們「都蠻愛台東的,事事皆以台東利益為優先出發,這件事情蠻可貴的。」台東縣府近年來的努力,創造的改變,讓在地居民以身為台東人而自信。

台東設計中心可說是官方與民間產業間的一個平台,其中的成員要十足了解公部門的行政流程,才能變成設計中心對外鏈結的觸媒;另一方面,設計中心也要借助民間參與,吸納其創新能量與靈活,張基義解釋。所以他找來曾歷練台東縣府建設、觀光、文化、農業各局處副手的羅淑圓擔任副執行長,居間進行跨局處協調,包括與主計單位溝通讓設計中心的工程採購標案能更有彈性空間,透過專案整合不同的專業者,以實現設計驅動的理想。「我們開的KPI是要有公共影響力的重要企劃案3件,至於是什麼樣的企劃,內容保留空白。」「確實我們是在挑戰過往採購案中,KPI怎麼訂定這件事情。」羅淑圓此話一出,知曉政府工程採購案流程的行家應該都會吃上一驚,了解其中要說服主計單位的難度,光定義何謂「公共影響力」就會搞得人仰馬翻,張基義玩笑地說。「但我們相信把專業團隊引進來,給他空間,他自然會創造社會影響力,這就是我們的共創。」這似乎才是最合乎設計中心的KPI,大家的目標明確,過程由官方與執行單位討論共創,最後的細節容許專業團隊自由發揮,創造社會影響力。

合作的過程,游適任引張基義的比喻,專案辦公室就像是陸軍,深入當地,了解在地需求,而Plan b像是空軍,急切地想把人運送過來投遞下去,急著創新,做出改變。這時候專案辦公室評估放行或是踩剎車,兩者就像是男女朋友交往,試探著彼此的底線,互動也產生火花。

台東設計中心今年年初就打出一手漂亮的牌──「台東縣政府名片再設計」,由Plan b提案,以台東的山海空為主題,將台東產的米、飛魚、三仙台、公東教堂、熱氣球、釋迦、衝浪等元素簡化線條,傳達出台東特有的意象。「重新設計縣府名片,除了讓民眾馬上catch到設計中心想解決的問題;而且名片是每天都在交換的東西,馬上就能讓別人發現台東不一樣了;以這個不一樣為起點,也意味著台東願意接受更多的可能性。」游適任解釋。

不見得是大事,卻是偉大的事

一張小小的名片,蘊藏了台東的人文風土,也宣示了台東的改變。

「它不見得是超大的事,卻是偉大的事。」張基義說。這不是找一位知名設計師就能解決的問題,是設計中心以專案包裹的方式,委由Plan b團隊尋求專業設計師張溥輝共同執行。「當初找設計師也有很多眉眉角角,希望是年輕人,暗示台東希望了解年輕人,但是又不能太年輕,要小有知名度,有影響力,又要熟悉公部門的規矩,還要人緣好。」游適任苦笑著補充。其他縣市做不到,而台東透過設計中心讓這件具有公共影響力的小事被實踐了。「所以我們是點火者,帶動公部門跟民間想像創新的契機。」張基義說。

而紅椅頭在日本成了台灣的符號,每年展覽結束後,主辦單位宣布歡迎日本朋友把紅椅頭帶回家,一開始日本友人告訴游智維,日本人不會拿著塑膠的紅椅頭搭電車,卻沒想到展會後被搶搬一空。「是情感這件事情讓你不理性」游智維說,但透過紅椅頭的展會,紅椅頭聯繫了日本與台灣的民眾,「這件事情就不是價格的問題,是價值的問題。」

「紅椅頭其實是生活裡最不起眼的元素,但如果我們有信心把這樣的元素放到大家面前,坦承這就是我們,就表示我們有勇氣面對自己真實的樣子。」王時思說。她一直期盼觀光旅遊能被正確的理解,除了產業面的意義外,讓更多人認識台灣,了解台灣是在這麼多惡劣不利的條件下仍維持自由、民主、人權的國度,這才是背後想要讓更多人看見的事。

從設計驅動的創新,我們還在期待更多不一樣的可能性。                                                

Design Thinking

A Force for Innovation in Local Governance

Cathy Teng /photos courtesy of Chuang Kung-ju /tr. by Bruce Humes

Acalling card infused with Tai­tung’s local color that immediately conveys what makes this place unique. An unassuming stool in red plastic that transcends national boundaries and has become the symbol of a bond between the residents of Tai­nan and ­Osaka. In recent years, government departments have begun to apply the modes of thought of professional design to the business of urban administration. This has not only resulted in a refreshing new look, it has also strengthened residents’ pride and confidence in their own cultures.


One such transformation has occurred in Tai­tung, one of Taiwan’s most remote counties. Typhoon Nepartak wreaked havoc on it in 2016, but also served as a turning point, stimulating the authorities to integrate design thinking into public policy, create an exclusive “city brand,” and inaugurate the first-ever county-level design center on the less-developed eastern side of Taiwan.

Design drives Taitung innovation

What is design? “Design is part of our lives,” explains ­Chang Chi-yi, CEO of Tai­tung Design Center (TTDC). “It doesn’t merely grapple with the basic question of what is or is not ‘beautiful.’ It should provide techniques and solutions to resolve problems.”

A native of Tai­tung, ­Chang originally returned to his hometown to serve as deputy county commissioner. His actual job title should have been “aesthetics director,” he confides. At the time, Commissioner ­Huang Jian­ting made use of ­Chang’s expertise to ensure Tai­tung’s aesthetic appeal, and henceforth the city embarked on a path toward quality control and innovative concepts.

A challenging period of acclimation, however, was required before “design thinking” achieved widespread consensus within the county administration. Established in 2017, TTDC was originally under the International Development and Planning Department. “County government departments weren’t prepared,” says ­Chang, “and the center was often perceived as just one more body engaged in oversight and micro-­management.” Later the center reported direct to the county com­missioner, and established a project office. Meanwhile, the idea of the center’s function was re­visited. Its work was “ideally not to frequently intervene in the execution of projects themselves, but rather to introduce good ideas before everything is set in stone. If appropriate strategies are first elaborated, then as projects proceed things will naturally fall into place.”

In ­Chang’s view, frontline civil servants at the local level are often overburdened by administrative tasks. They haven’t spare time to carefully consider what the underlying policy is intended to achieve. As a result, in most government projects officials simply focus on completing the procurement process, but when a project is conducted in this way it often fails to meet core goals. ­Chang explains the center’s role via a simple analogy. “When you visit a doctor, you don’t choose the one who charges the lowest fee, right?” he says. “You seek the one whose expertise lies in the appropriate field, and who has the best reputation.” The center’s role is to flag core issues for county government departments during the early phases of project planning, pose the right questions, and then, in keeping with the needs of the project, to be familiar with Taiwan’s best organizations and the nature of the services they can provide.

In 2018, the center invited Plan b, a private-sector consultancy and planning firm, to jointly promote the introduction of professional design concepts in Tai­tung. The former railroad police station in Taitung City, then idle, was refurbished to serve as the site for the TTDC. For both logo design and exhibition space, designer Feng Yu employed a “window” image that symbolizes the world as seen from a design perspective. Via this window one can both “observe and explore” and “discover and create” Tai­tung’s future. 

Conveying “authentic” Tainan

While Taitung hopes to create a unique “city brand” via design, Taiwan’s oldest urban center—Tai­nan—­intends­ to use design to convey its genuine persona.

In 2015, when direct flights were inaugurated between Tai­nan and ­Osaka, the Tai­nan authorities ­contemplated how to attract Osaka residents to visit. Sue Wang, then dir­ector of the Tai­nan City Tourism Bureau (and now deputy mayor), points out that overly commercialized marketing of a city doesn’t communic­ate anything particularly true; it simply facilitates price-based comparisons. “You can’t really say that’s a method for accurately conveying a city’s reality,” she comments. “We decided to highlight motivators for a visit, rather than focusing on Tai­nan as a tourism market. That meant creating an urge to visit Tainan.”

Wang decided to hold an exhibition that could highlight the “true face” of Tai­nan. The Tourism Bureau sought out C.W. Yu, general manager of L-instyle Boutique Travel Services, founder of Join Cultural Integration Company, and a pioneer in promoting small-scale travel within Taiwan.

What makes Tai­nan what it is? “We like to say, ‘Taiwan’s loveliest scenery is its people.’ Yet we never utilize people to communicate this in depth,” says Yu. In order to convey the real Tai­nan, Yu’s team contacted several locals to share their “Tai­nan story”: Li Wen­xiong, owner of Lily Fruit, a shaved-ice shop; paper-cutting artist Yang ­Shiyi; Feng Cha teahouse boss Ye Dong­tai; Cai Zong­sheng, owner of Sai Kau Kin Old House, built in 1897 and now functioning as a bed and breakfast; ­Huang Ding­yao, executive director of the Togo Graceful Farmer Art Factory; art conservator Leo Tsai; and award-­winning singer-­songwriter ­Hsieh Ming-yu. “This is the requisite ‘human angle.’ When we believe that behind each resident there is a story worth telling, then aren’t a city’s stories inexhaustible?” says Yu persuasively. 

The ubiquitous red plastic stool that dots the city’s food stalls was selected by Yu’s team to serve as Tai­nan’s icon. Deceptively simple and unadorned, the robust stool fears neither sun nor rain, and—not unlike the character of the Tainan­ese—it is welcoming and depend­able. The sight of a group of the bright red stools brings to mind the hearty local greeting: “Take a seat!” At the annual “Red Stool Travel Club of Tainan” exhibition in Osaka, each stool is used as a stand to display an item that represents a “Tai­nan story,” and carries with it an aspect of life in Tainan.

Find the right person and move forward together

The Japan Institute of Design Promotion, which tradi­tion­ally emphasizes innovation and sleek design, surprised the design world by recognizing the Red Stool Travel Club with a Good Design Award in the category “Activities for Regional/Community Building” in 2018.

Scouting for the right partners has turned out to be the key to success. Over the last two years, Yu has visited Japan with an eye for issues related to “regional revitalization.” “How the government identifies private-sector partners who share common goals, and then nurtures trust and open-minded collaboration, is absolutely crucial,” he says.

“No matter what problems we’ve encountered, we’ve never lost faith in one another,” says Wang. For government projects, there is a certain verification schedule to be followed. But Yu always tries to win more time for collaborating artists. “A little more time can mean increased opportunity for inspiration to occur.” On the other hand, execution of a project depends upon a reasonable pace in order to culminate in a satisfactory outcome. At times like these, Wang must make a professional assessment from the perspective of the commissioning department, and determine the maximum permissible delay.

After deciding to join forces with Tai­tung Design Center, Plan b’s founder and senior partner Justin Yu called on various departments of the county government. Senior officials “were really very fond of Tai­tung, and put the county’s interests first in considering all matters,” relates Yu. “That was truly remarkable.” For deputy CEO, ­Chang Chi-yi selected Lo Shu-yuan, who possesses abund­ant experience in business, to liaise between county departments. This included communicating with the accounting department to grant the design center greater flexibility regarding procurement standards for projects, and bringing in professionals from different fields in order to achieve optimal results from the design-driven approach. “The key performance indicators that we set require our partner to deliver three key projects that can exert public influence. As for what sort of projects they would be, we have left the content undefined,” says Lo.

“It is true that we are challenging past procurement practices in terms of key performance indicators.” For anyone knowledgeable about the procurement process for government-commissioned projects, Lo’s description would sound rather surprising; just in terms of the difficulty of persuading the accounting office, defining the phrase “exert public influence” would suffice to sew utter confusion, chuckles ­Chang. “But we believe that if we introduce professional teams into the process and give them space to function, they will generate social influence in and of themselves. And that will be the result of our collaborative efforts.”   

This year TTDC launched a campaign to redesign the county government’s business cards. Centered around the theme of Tai­­tung’s mountains, sea and sky, elements such as rice, sugar apples, flying fish, San­xian­tai Island, Kung-Tung Church and hot air balloons appear on the cards in sketched form. “Besides aiming to convey to local residents the problems that the design center hopes to resolve, the county’s redesigned calling cards are exchanged daily and therefore can help recipients discover what makes Tai­tung different,” explains Yu. “This point of difference implies that Tai­tung is open to accepting a greater variety of new possibilities.”

Small item, big impact

A visiting card embodies Tai­tung’s unique culture, and communicates how it is changing. “Perhaps it isn’t a big thing, but it can have a big impact,” says ­Chang. What other counties and cities have not been able to do, Tai­tung has achieved via this petite but widely influential item. “So we are the ones lighting the torch, driving the public sector to imagine opportunities for innovation by working in tandem with the private sector.”   

Meanwhile, the red plastic stool has become a symbol of Taiwan in Japanese eyes. At the closing of the annual exhibition held in Osaka, the organizer encourages attend­ees to take a stool with them as they leave. At first some locals told Yu that attendees would be averse to be seen transporting a stool home on a train, but in the event, each and every one was snapped up. “It’s emotions that cause us to do the irrational,” says Yu. The red stool connects the ordinary people of Japan with ordin­ary Taiwanese. “This isn’t about price, it’s about value.”   

“A red stool is actually an inconspicuous element in our lives. But if we have the confidence to present such an element to others and concede that this is us, that signifies that we have the courage to face up to who we really are,” says Wang. She has constantly been hoping that tourism can be correctly perceived, and thereby help more people get to know Taiwan and understand that this is a country that maintains freedom, demo­cracy and human rights despite adverse conditions. This realiza­tion is the unseen raison d’être for tourism—to convey this message to more visitors.

We continue to look forward to a wealth of possibilities generated by design-driven innovation.           

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