相聲に永遠の生命を

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2019 / 1月

文・李珊瑋 写真・林格立 翻訳・久保 恵子


あれこれと小道具を用いることもなければ、華やかな衣装に身を包むこともなく、ただ裾長の青い中国服をまとい、片手に扇子をもって舞台に上がる。視線を操りながら、巧みな話術を展開していくだけで、観客の心をつかみ、笑いの中に思わずほろっとさせられる。こうして演じられるのが、市井の中から生まれた東洋の話芸の一つ、相聲(漫才のような話芸、二人で演じるものが多いが、一人や時に三人以上でも演じる)である。説(話術)、学(物まね)、逗(笑い)、唱(京劇などの一節を歌う)の芸を駆使した笑いの中に、人間に対する深い洞察が込められている。

呉兆南相聲劇芸社の劉増鍇社長は国宝級の大家である呉兆南の門下として、この30年を伝承と後進育成に当たりながら、台湾と中国大陸や香港で話芸を上演してきた。伝統芸術の伝承に力を注ぐと共に、時には時事に即した新ネタを用いながら、相聲に永続する生命力を付与してきたのである。


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