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大きく広がる絵本の世界
文・陳群芳 写真・莊坤儒/林格立/林旻萱 翻訳・山口 雪菜
7月 2017
色、線、幾何、水彩、鉛筆、アクリル、切り絵、刺繍など、イラストはさまざまな形で人々の視覚を楽しませてくれる。
感動的な物語を語る絵本は、私たちに己の感情やかつての願いに気付かせる。イラストは魂を持つ言語として、年齢や国境、文化の壁を越えていく。絵本は美しい想像をもたらし、時には暗い気持ちに喜びという魔法をかける。ページをめくり、一緒に魅力的な絵本の世界に触れてみよう。
劉旭恭:絵画と文学を結合させた絵本は、左脳と右脳を合体させた創作である。
蕭景蓮:良いイラストレーターとは、自分で思考し、物語を語ることができる人である。
鄒駿昇:絵本は、かつては自分も子供だったことを大人に気付かせてくれるもの。
徐銘宏:この社会から配送員が一人減っても誰も気づかないかも知れないが、絵の好きな人が一人増えれば、それは楽しいことである。
徐銘宏:ボローニャには出版の情熱が満ちていて、どのイラストレーターも出版社も人の目に留まることを強く望んでいる。
呉欣芷:私にとって絵を描くことは「呼吸」と同じぐらい自然で重要なこと。
郝明義:イラストは一種の言語であり、視覚を通して多くの図案や線、色彩に触れられることは豊かで幸福なことである。
郝広才:あらゆる直感は理性の上に成り立ち、文学も芸術も音楽もすべて理性を通して感性を伝えるものである。
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