黑面琵鷺的第二個家 跨國界保育典範

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2017 / 10月

文‧陳亮君 圖‧台江國家公園管理處


人與海的結合,讓自然資源的保育、人文歷史的保存,以及人民生活襲產的概念,在台江這片土地上,做完美的詮釋與連結。讓我們真正思考與面對這片土地的價值,如何承襲先民的智慧,以及與其他物種的互動,進而達到生態平衡的目標,也提高台灣在國際保育上的能見度與貢獻。

 


 

從1990年全球黑面琵鷺數量不到300隻,來台度冬不到150隻的瀕危程度,到2017年全球總計3,941隻,來台度冬2,601隻,佔全球比率66%,高居世界第一。這是台灣物種保育的驕傲,也是民間與政府齊心協力下的成果,更是跨國界保育合作的典範。什麼是對黑面琵鷺友善的水產養殖方式,又有什麼方法能顧及經濟發展與在地地景文化的存續,讓我們試圖來探索黑面琵鷺在台灣的過去、現在與未來。

由下而上的保育行動

「大約在1988-1989年發現黑面琵鷺是一個世界瀕危鳥種時,經NGO、林務局、學者專家,以及在地政府的努力下,大家才漸漸產生保育意識,讓這物種能存續下去。」台江國家公園管理處六孔管理站主任黃光瀛說。這是一個漫長的保育過程,當時台灣內部歷經東帝士、燁隆之濱南案在台南沿海開發工業區的風風雨雨,以及黑面琵鷺遭受槍擊事件等影響;同時在國際上,美方認為台灣未能有效遏止保育類製品的販售,而依據培利修正案,對台灣採取經濟制裁。這些事件為當時以經濟開發為主的政策,注入了對環境尊重與省思的層面。

也是在這內外交迫的背景下,1992年台南市野鳥學會成立,首要保護對象就是瀕危的黑面琵鷺。台南市野鳥學會總幹事郭東輝憶起過往說道:「經過宣導後,讓在地人士發現,原來這些鳥群本來就在那裡。除了能帶來觀光人潮,黑面琵鷺棲息及所食用的下雜魚蝦,是當地虱目魚魚塭收成後的空檔期與副產物,對當地養殖業者來說,不致造成衝擊。」由於這些在地NGO組織、專家學者和當地仕紳多年來的奔走串聯,加上當時台南縣市政府的通力合作下,才讓台江國家公園得以在2009年順利成立,也讓黑面琵鷺在台灣有個安全的度冬棲地。

人用半年,鳥用半年

台江以及台南沿海附近的養殖漁業,經過幾個階段的轉型。「早期是草蝦,但在得病以後,就用高經濟價值的石斑魚來取代,現在又轉回來養文蛤、白蝦,但虱目魚是一直都有的。」黃光瀛說。不論是石斑魚,還是文蛤,都必須把池子挖深整理,雖然比虱目魚價錢好很多,但經一整年連續高密度飼養下來,地力枯竭無從休息,也產生大量的養殖廢水。更嚴重的是,由於黑面琵鷺是涉禽,古早虱目魚淺坪式的養殖魚塭,其水深及養殖周期最適合其覓食習性,但改成全年深池密飼的養殖方式後,造成黑面琵鷺食源環境大量減少,也威脅了黑面琵鷺的生存。

「人用半年,鳥用半年」,從4月到10月,是漁民傳統上粗放淺坪養殖虱目魚的期間;從10月到次年的4月,接續來台度冬的黑面琵鷺,在魚塭收成水位下降後,覓食魚塭底層所殘留的雜魚、雜蝦或小魚。這種周而復始的方式,也就是回歸三百多年來荷蘭人引進養殖虱目魚的傳統,既保存有機動態的人文地景襲產概念,也兼具生態保護的意涵。營建署國家公園組組長張維銓說:「2011年黑面琵鷺來台度冬數量急遽下降,當時我們跟台南大學合作友善養殖,收成之後降低水位、放乾,再曬坪,讓陽光去消毒。到了2、3月又放水、灑米糠。米糠可以培養藻類,而藻類就是虱目魚的食物來源。」

對於七股西校區內的實驗性友善養殖,台南大學生態暨環境資源學系副教授王一匡提到:「當時整個實驗,主要是依照淺坪虱目魚養殖的季節性,大概4月到10月底左右,在收成之後就進行水位降低的比較跟實驗。」總共有四組,有虱目魚、吳郭魚,也有所謂模擬野生魚池。一池模擬過去的虱目魚池,降低水位。一池就維持它的水位,來做比較。比較發現,降低水位對黑面琵鷺的使用來說是非常顯著的。而且還包括其他涉禽,如大小白鷺這一類鷺科伴生水鳥,還有像灘地泥灘裸露之後的一些濱鳥,幾年做下來的結果:調整魚塭濕地水位,對鳥類群聚效果明顯。

「黑琵牌」的品牌效益

「七股地區每個漁民的養殖面積,只要十分之一,就足夠供給黑面琵鷺以及其伴生水鳥,來台度冬時期所需。」黃光瀛說。如一位漁民有十甲地,只要一甲地使用淺坪粗放式的經營,其他則順應市場機制作高經濟價值的石斑、白蝦或文蛤等深池密集養殖,如此漸漸讓漁民認同這種永續的經營形態,提高友善養殖的參與意願,則可對黑面琵鷺的度冬作出貢獻。此外,淺坪式的虱目魚養殖,也可養殖魚苗或是幼魚作遠洋鮪海釣漁業使用,以及開發成20公分以下軟骨虱目「香奶魚」,目前農委會水產試驗所亦有推廣並推出食譜。

虱目魚是藻食性為主,所以也是一種節能減碳魚,因為肉食性的魚種去吃其他小魚蝦,每經一個生態食物鏈的一層,能量只剩下十分之一用來增重。黃光瀛說:「所以我們吃虱目魚這種第一層的初級消費者,除美味外,也不用再經能量轉換浪費,其實是非常省能的一種魚。」尤其採用「人用半年,鳥用半年」的淺坪式飼養方式,結合在地食材,做成罐頭、魚肚或魚丸,也能藉由「黑琵牌」友善黑面琵鷺的魚塭認證,打造出品牌效益及價值。

此外,關於濕地標章,張維銓提到:「濕地保育法通過之後,全國第一張濕地標章就是台江國家公園所申請通過。除了表示對濕地以及黑面琵鷺保育的重視外,也希望這些對環境友善的商品,能得到消費者的青睞。」果然,2016年「國際濕地大會」濕地創意市集嘉年華會在台北花博園區舉辦,所販售的黑琵牌友善產品,相當受到消費者歡迎,每每推出就被搶購一空。

發展永續生態旅遊

生態旅遊有三種特色,其一是小眾而高單價,以限制參與的人數。其二是知性的,遊客到這裡有知識上的提升與收獲。其三則是利益必須回饋地方。黃光瀛說:「讓漁民轉成解說員,在他養魚之暇,可以開船解說。」台江七股潟湖目前有15艘從事生態旅遊的漁筏,漁民帶旅客遊潟湖,可以了解黑面琵鷺外,也可以體驗整個國家重要濕地,以及其伴生鳥種、台灣最大的潟湖環境……等。所謂有機動態的文化地景,它有文化的意涵,也兼具生態的保育,因為人就是在這地景生態體系裡生活。

提起遊客的住宿需求,郭東輝認為:「蓋大飯店,不如用民宿等鄉土色彩的方式來經營。」荒廢的漁村大雜院及老屋的再利用,結合台江國家公園的賞鳥亭、四草綠色隧道等的生態小旅行,搭配賞鳥與彩繪活動。一個結合自然、人文、襲產的生活方式,充分發揮2010年聯合國「生物多樣性公約第十次締約方大會」(CBD-COP10)《里山里海倡議》的精神,讓沿海的居民,用他們的生活,跟土地的認知、理解與保育,永續推動下去。而這也是2013年台江國家公園、行政院農業委員會林務局,以及台南市政府,共同獲得全世界最大鳥類保育組織「國際鳥盟」(BirdLife International)頒發「保育成就獎」的最主要原因。

國際合作典範

黑面琵鷺的國際保育合作,台灣從不缺席。「除了與韓國、中國及日本合作外,2014年我跟俄羅斯國家科學院遠東分院鳥類學者Dr. Shibaev合作,帶了衛星發報器過去,順利在2016年春繫放了兩隻在俄羅斯遠東地區小島上,世界已知最北繁殖地出生的黑面琵鷺,該地有數十隻的黑面琵鷺繁殖族群。這也是台俄第一次做這樣的嘗試。」黃光瀛提到,雖然其中有一隻,一個多月以後就沒有了訊號。但另外一隻順利飛到南韓,加入了那邊的族群,一起越過黃海、東海,一直到江蘇的崇明島北方海邊度冬,期望這隻今年能有機會來台度冬。

此外,台江國家公園跟台南市野鳥學會合作,和臺灣師範大學生命科學系教授王穎,繫放了數十隻黑面琵鷺,加上韓國、日本、中國、越南等國的資訊共享下,逐漸勾勒出黑面琵鷺的生活圈與行徑路線。要保育一個物種,最主要是牠整個生活圈的概念,也就是說不只是牠的繁殖地,也包括牠遷移行經的路線、中繼站及度冬區。這不僅只是單一國家的責任,更是跨國界的物種與生態保育。一旦有任何一個環節閃失,對該物種都是威脅,也只有國際合作,物種保育方能順利成功。

黑琵保育帶給我們的意義

如果森林是地球的肺,濕地就是地球的腎,擔負起整個流域淨化水質的功能,除了滯洪之外,更是產出魚蝦苗重要的來源地。黃光瀛提及:「你們看到這個台灣最大的潟湖,春季的時候,這裡可看到很多各種類的魚苗及仔稚魚,是提供南台灣近海漁業,最重要的種源庫。」而這些或多或少都是透過黑面琵鷺這個「保護傘物種」保育下的成果。

透過官方、民間NGO保育團體,學界以及產業界的努力,讓友善黑面琵鷺的各項措施,帶動這動態有機的文化地景,可以永續經營下去,這也是黑面琵鷺保育最重要的意義。因為,牠代表的是過去這三百多年來台南的養殖史,以及我們怎麼理解與對待我們生活中的這塊鹽份濕地。

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クロツラヘラサギの第二の故郷 ――国際協力のモデルとして

文・陳亮君 写真・台江国立公園管理處  翻訳・山口 雪菜

自然資源を守り、文化と歴史を保存し、人々の暮らしと産業を受け継いでいくという、海と共存する概念が台南の台江では完全に解釈され実現されている。私たちはこの大地の価値といかに向き合えばいいのか、真剣に考えていかなければならない。先人の知恵をいかに継承し、さまざまな生物とどのように関わって生態バランスを維持していくべきか。また、国際的な生物保護活動に、台湾としてどのように関わり貢献していくべきなのだろうか。


 1990年の時点で、全世界のクロツラヘラサギの数は300羽に満たず、そのうち台湾で冬を越すものは150羽程度と絶滅の危機に瀕していたが、2017年、クロツラヘラサギの数は世界で3941羽、台湾で越冬するものはその66%の2601羽となり、世界で最も多くのクロツラヘラサギを台湾で観察できる。

これは、台湾における野生動物保護の一大成果であり、民間と政府が手を取り合い、また国際協力を経てきた結果である。台湾で行われてきたクロツラヘラサギにやさしい養殖方法とはどのようなものなのか。経済発展を持続させるとともに自然景観を守るにはどうすればいいのか。台湾の過去、現在、未来を見てみよう。

ボトムアップの動物保護

「1988~1989年にクロツラヘラサギが絶滅危惧種であることがわかった時から、NGOや林務局、学者・専門家と自治体の努力により、動物保護の意識がしだいに高まり、ようやくその命が守られるようになったのです」と話すのは台江国立公園管理処六孔管理ステーションの黄光瀛主任だ。それは長い年月をかけた保護のプロセスだった。当時、台湾では東帝士や燁隆といった企業による台南沿海地域の工業区開発計画が議論の的となり、一方、台湾では保護対象動物を用いた製品の販売が有効に禁止されていないというので、アメリカは台湾に対して経済制裁措置を採った。これらの問題によって、経済発展を主としてきた台湾の政策に環境保護の概念が取り入れられるようになっていったのである。

こうした問題を背景に、1992年に台南市野鳥学界が発足し、まず絶滅の危機に瀕したクロツラヘラサギが保護の対象となった。台南市野鳥学会の郭東輝総幹事は過去を振り返る。「野鳥保護の観念を伝え広めることで、地元の人々は野鳥の存在に気付き始めました。クロツラヘラサギの存在は観光促進につながるだけでなく、地元のサバヒー(虱目魚/ミルクフィッシュ)養殖業の副産物である池の底の雑魚を食べてくれるので、養殖産業にも打撃とならないことが分かったのです」現地のNGOや学者専門家、そして地元有力者が奔走し、また当時の台南県と台南市も協力して、2009年にはこの地域が台江国立公園に指定され、クロツラヘラサギに安全な越冬の地がもたらされたのである。

半年は人間が利用、半年は鳥が利用

台江と台南沿海地域の養殖業者は、段階を追って経営を転換していった。「初期はエビの養殖でしたが、病気が流行してからは経済的価値の高いハタの養殖に切り替わり、現在はハマグリやシロエビへと変わりました。サバヒーの養殖は昔から続いています」と黄光瀛は説明する。ハタであれハマグリであれ、養殖池は深く掘らなければならず、一年を通した高密度の養殖は地力を低下させ、また大量の養殖廃水が出る。クロツラヘラサギは渉禽で、浅瀬でエサをとるが、以前はサバヒーの養殖池の水深と養殖周期はちょうどそのエサにふさわしかった。だが、深い池での養殖方式に変えてからは、クロツラヘラサギのエサが減ってしまい、その生存を脅かしていた。

「半年は人間が利用、半年は鳥が利用」――毎年4月から10月はもともとサバヒーの養殖期間で、10月から翌年の4月まではクロツラヘラサギが越冬に来る時期である。この時期、養殖池ではサバヒーの収穫を終えて水を抜くので、池の底に残った小魚や小エビがクロツラヘラサギのエサになる。こうした循環方式は、300余年前にオランダ人がサバヒーの養殖を導入した頃の伝統に立ち返るものであり、動態的な文化の継承であるとともに、生態保護の理念にもかなっている。この転換について営建署国立公園組の張維銓組長は次のように説明する。「台湾で越冬するクロツラヘラサギの数が2011年に激減した時、私たちは台南大学と協力して環境にやさしい養殖を試みました。魚を収穫した後、養殖池の水位を下げ、陽に当てることで消毒します。2~3月になったら放水して米ぬかを天日干しします。米ぬかはサバヒーのエサとなる藻類の繁殖に役立つのです」

「浅い池でのサバヒーの養殖は4月から10月末で、収穫を終えたら水位を下げて比較してみました」七股西校区の実験的な養殖について、台南大学生態および環境資源学科の王一匡准教授は話す。サバヒーなどの養殖池合計4組を二つに分け、過去の養殖方法を採用する池では水位を下げ、もう一方の池では水位を維持して比較した。その結果、水位を下げた池ではクロツラヘラサギがよくエサを採ることがわかったのである。さらにはシラサギなど他の水鳥もやってきて、数年の実験の結果、冬に池の水位を下げることが鳥類保護に有効なことがわかった。

クロツラヘラサギをブランドに

「七股地区の養殖面積の10分の1でこの方法を採用すればクロツラヘラサギや他の水鳥に十分なエサを供給できます」と黄光瀛は言う。所有する養殖池の10分の1だけ水位を下げればよいので、他の池では通常通り、深い池でハタやシロエビ、ハマグリなどの養殖が続けられる。それならと養殖業者の間でもこの持続可能な経営形態が受け入れられ、クロツラヘラサギの越冬に貢献できるようになった。

主に藻類を摂食するサバヒーは、エネルギー消費の少ない魚と言える。魚食魚は小魚やエビなどを捕食し、食物連鎖の一段階上に行くにしたがって利用できるエネルギーは10分の1に減少するのである。「ですからサバヒーを食べればエネルギー転換の浪費がありません」と黄光瀛は言う。そこで「半年は人間が利用、半年は鳥が利用」する浅い養殖池で育てたサバヒーと地元食材を用いた缶詰や加工食品に、環境にやさしい「クロツラヘラサギ・ブランド」認証を付け、付加価値の高い商品として売り出すこととなった。

このほかに湿地保護認証マークがある。「湿地保育法が成立して、台江国立公園が全国で初めて湿地保護認証マークを取得しました。湿地とクロツラヘラサギを保護するだけでなく、環境にやさしい商品を打ち出し、消費者にも広めていきたいと考えています」と張維銓は言う。2016年には国際湿地会議に合わせて、台北花博パークで湿地クリエイティブマーケットが開催され、クロツラヘラサギ・ブランドの商品が人気を博し、瞬く間に売り切れたのである。

持続可能なエコツーリズム

エコツーリズムには三つの特色がある。少人数に制限した高単価のツアーであること、参加者が知識面で収穫を得られること、そして利益は地元に還元することである。「漁業者が解説員となり、養殖の合間に船を出して案内します」と黄光瀛は説明する。台江七股潟湖では、現在15隻の筏がエコツーリズムに参加しており、漁業者が見学者を率いて潟湖を巡っている。ここではクロツラヘラサギの生態を理解できるほか、国の重要な湿地や台湾最大の潟湖環境に触れられ、他の鳥の姿を見ることもできる。動態的文化景観というのは、文化的な背景を持ち、生態・生物保護の機能を兼ね備えたものなのである。

ツアー参加者の宿泊施設に関して郭東輝は「ホテルを建てるより、民宿のような地域色を持つものの方がふさわしい」と考える。放置されていた漁村の古い民家や長屋などを再利用し、台江国立公園の賞鳥亭(バードウォッチングエリア)や四草緑色トンネルなどへの小旅行を組み合わせることができる。こうした自然と文化と産業を融合させたライフスタイルは、2010年に開催されたCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)で提唱された「SATOYAMAイニシアティブ」の精神にも合致する。沿海地域住民が、自らの生活と土地への認識、生物保護の意識を通して持続可能な発展を目指すということだ。こうした行動と精神が高く評価され、2013年、台江国立公園と行政院農業委員会林務局と台南市は世界最大の鳥類保護組織バードライフ・インターナショナルの保護成就賞を受賞することとなった。

国際協力のモデル

クロツラヘラサギ保護の国際協力においても台湾は常に積極的に参加している。「韓国、中国、日本との協力の他、2014年にはロシア科学アカデミー極東支部のシバエフ博士と協力しました。2016年の春、こちらから発信機を持っていき、世界的に知られているクロツラヘラサギ繁殖地の最北端であるロシア極東の小島で2羽のクロツラヘラサギにこれを取付けました。これは台湾とロシアによる初の試みでした」と黄光瀛は言う。そのうち1羽は残念ながら1カ月余り後に信号が途絶えてしまったが、もう1羽の方は順調に韓国まで移動してそこの群れに加わり、黄海から東シナ海を通って江蘇省の崇明島の北側で越冬した。今年は台湾まで渡ってくることが期待される。

このほかに、台江国立公園と台南市野鳥学会、そして台湾師範大学生命科学学科の王穎教授が協力し、十数羽のクロツラヘラサギに足環をつけて、韓国、日本、中国、ベトナムなどと情報を共有し、その生息地と移動経路を描き出している。ひとつの生物種を保護するためには、その生息圏全体を知ることが必要となる。その繁殖地だけでなく、移動経路や中継地、越冬地などを理解して国境を越えた保護に取り組むことが重要なのである。繁殖地や移動経路、中継地のどこか一カ所で問題が起きれば、種の生存を脅かすこととなるのだから、各国が協力しなければならない。

クロツラヘラサギがもたらす意義

森林を地球の肺に喩えるなら、湿地は地球の腎臓と言える。流域全体の水質浄化や洪水防止の機能を備えるほか、稚魚や小エビを育む場でもある。黄光瀛は「この台湾最大の潟湖では、春になるとさまざまな種類の稚魚が見られ、それが南台湾の近海漁業に重要な資源を供給しているのです」と語る。これも、クロツラヘラサギ保護によって得られる副産物なのである。

政府や民間の保護団体、それに学界や産業界の努力を通して、クロツラヘラサギにやさしいさまざまな措置が取られ、動態的かつ有機的な文化景観が守られている。これはクロツラヘラサギ保護の最も重要な意義と言えるだろう。300年余りにわたる台南の養殖の歴史を受け継ぐものであり、また暮らしの中の塩分湿地をどう理解し、どう向き合っていくかを象徴しているのである。

The Black-Faced Spoonbill's Second Home

Ivan Chen /photos courtesy of Taijiang National Park Headquarters /tr. by Phil Newell

Mankind’s connection with the sea allows the concepts of conservation of natural resources, preservation of human culture and history, and sustainable lifestyles to find a perfect interpretation in Tai­jiang National Park. Let us really think about the value of this place, how to carry forward the wisdom of our ancestors, and our interactions with other species, so as to attain the goal of ecological balance and raise the quality and visibility of Taiwan’s contributions to international conservation.

 


In 1990 there were only 300 black-faced spoonbills in the world, and less than 150 of them came to winter in Taiwan. But in 2017, their worldwide population stands at 3,941, of which 2,601 wintered in Taiwan, accounting for 66% of the global total and ranking first in the world. This turnaround is a proud achievement for wildlife conservation in Taiwan, and is a result of non-governmental groups working as one with the government. It also stands as a shining example of international cooperation in conservation.

Conservation from the grass roots

“It was in about 1988 or 1989 that we discovered that the black-faced spoonbill was one of the most endangered bird species in the world. Through the efforts of NGOs, the Forestry Bureau, and local governments, a popular conservation consciousness gradually emerged, to allow this species to continue to exist,” says La­fei ­Kuang-ying ­Huang, chief of Taijiang National Park’s Liu­kong Service Station. This conservation effort has been a long process. At that time, internally Taiwan was going through the controversy surrounding the proposed construction of the Bin­nan industrial park on the coast of Tai­nan, promoted by companies like ­Tun­tex and Yieh ­Loong, as well as the impact of an incident in which some black-faced spoonbills were shot. Meanwhile on the international front the US had asserted that Taiwan had failed to effectively halt the sale of products made from protected species, and had imposed economic sanctions under the Pelly Amendment. These events injected a degree of respect for the environment, and consideration of environmental issues, into the policymaking of the time, which had thus far placed economic development first and foremost.

Against this background, in 1992 the Wild Bird Society of Tai­nan was founded, with the primary object of protecting the black-faced spoonbill. It was only through years of effort and collaboration between local NGOs, experts and scholars, and influential local figures, along with the concerted assistance of the Tai­nan county and city governments, that Tai­jiang National Park could be successfully established in 2009, securing a safe wintering habitat for the black-faced spoonbill in the Qigu Wetlands and the Zeng­wen River estuary.

Six months for people, six months for birds

The fortunes of the black-faced spoonbill are closely connected to aquaculture practices. Traditionally, milkfish have been raised along the Tai­nan coast in shallow ponds, and the slack period between fish breeding ­cycles coincides with the spoonbill’s overwintering season, allowing the birds to feed on small fish and crustaceans remaining in the ponds after the milkfish are harvested. However, the higher-value groupers and clams that have been increasingly popular with fish farmers in recent years require deeper ponds, and are reared intensively all year round with no rest period, in operations that generate large amounts of effluent. Because the black-faced spoonbill is a wader, the depth of the traditional shallower milkfish ponds was well matched to its feeding habits, as was the timing of the milkfish rearing cycle. But the trend toward year-round intensive aqua­culture in deep ponds has greatly restricted the spoonbill’s food sources, threatening the birds’ survival.

“Let people use the ponds for half the year, and let birds use them for the other half.” From April to October, fish farmers traditionally raised milkfish in shallow ponds at low densities and with minimal inputs. Then, from October to April, it was the season when the black-faced spoonbill overwinters in Taiwan. After the milkfish were harvested, the water levels in the ponds were lowered, and the birds were able to feed on the assorted small fish and crustaceans that remained in the bottoms of the ponds. This seasonal cycle dates back 300 years to when the Dutch first introduced milkfish farming to Taiwan. It embodies the concept of preserving an organic, dynamic and sustainable cultural landscape, an idea that also implies ecological protection.

Describing the experimental “bird-friendly aquaculture” operations on the Qigu Campus of National University of Tai­nan, Associate Professor Wang Yi-­kuang of the Department of Ecology and Environmental Resources says: “The whole experiment was mainly based on the seasonal nature of shallow-pond milkfish farming, which operates from April to around the end of October. After the fish were harvested, we undertook comparative experiments with lower water levels.” The comparisons showed that lowering the water levels had a significant effect on the use of the ponds by black-faced spoonbill and other waders such as great and little white egrets, as well as some shorebirds that forage on beaches and exposed mudflats at low tide. The result of several years of experimenting was that adjusting the water level in fish ponds had a clear impact on the numbers of birds that gathered there.

The brand effect of the black-faced spoonbill

“It would only take one-tenth of the aquaculture area of each fish farm in the Qigu District being used for low-intensity shallow-pool aquaculture, to meet the needs of the black-faced spoonbill and its companion water birds when they winter in Taiwan,” says ­La­fei ­Huang. Shallow-pool milkfish farming can also be used to raise fish fry and fingerlings for use as bait by the deep-sea long-line tuna fishing industry, and the Fisheries Research Institute is currently promoting the production of soft-boned milkfish under 20 centimeters in length, for which it has published recipes.

Milkfish mainly eat algae, so they are a low-energy, low-carbon aquaculture species. By contrast, when carnivorous fish species eat smaller fish and crustaceans, at each link in the food chain only a tenth of the calories of the prey go to add weight to the predator. And when milkfish are raised in shallow ponds that are left to the birds for half of each year, and are combined with local ingredients to be canned or to make fish fillets and fish balls, vendors can make use of the “HappyMilk­fish” certification mark for spoonbill-friendly fish ponds to create a branding effect and build brand value.

“After the passage of the Wetland Conservation Act, the very first wetlands certification mark was granted to Tai­jiang National Park,” says ­Chang Wei-­chuan, director of the National Parks Division at the Construction and Planning Administration of the Ministry of the Interior. “Besides expressing the importance of conserving our wetlands and the black-faced spoonbill, we also hoped the environmentally friendly products bearing the mark would appeal to consumers.” As hoped, the spoonbill-friendly “HappyMilkfish” brand products that went on sale at the Tai­pei Expo Park in 2016 proved very popular, and are said to have sold out almost as soon as they were put on display.

Developing ecotourism

Ecotourism has three distinguishing features. Firstly, it has a high cost per individual visitor, to limit the number of people who take part. Secondly, it is intellectual in nature, and tourists who participate gain in terms of knowledge. Thirdly, profits must come back to the locality. La­fei ­Huang says, “If fish farmers can become guides, then in the off season for aquaculture they can use their boats to guide tourists.” Qigu Lagoon has 15 fishing rafts that do ecotourism, and fishermen take visitors out on lagoon tours. Besides learning about the black-faced spoonbill, they can also get to know an important national wetland, see the black-faced spoonbill’s companion bird species, and experience the environment of Taiwan’s largest lagoon.

When it comes to accommodation for tourists, Philip Tung-hui Kuo, executive secretary of the Wild Bird Society of Tai­nan, argues: “Building big hotels is not as good as operating homestays with local color.” A stay in a renovated, formerly abandoned old house in a fishing village combines well with ecological mini-trips to the birdwatching hides of Tai­jiang National Park or through the Si­cao Green Tunnel, and with other activities such as painting. A lifestyle that combines nature, culture, and heritage embodies the spirit of the “Sa­toyama and Sa­toumi Initiatives” that were proposed in 2010 at the 10th Conference of the Parties to the UN Convention on Biological Diversity, and allows residents of coastal areas to use their way of life, along with their knowledge, understanding, and conservation of the land, to live sustainably. This is also the main reason why in 2013 Tai­jiang National Park, the Forestry Bureau and the Tai­nan City Government jointly received a Conservation Achievement Award from BirdLife International, the world’s largest bird conservation organization.

A model for international cooperation

Taiwan has always played a part in international conservation efforts on behalf of the black-faced spoonbill. La­fei ­Huang mentions, “Besides collaborating with Korea, mainland China, and Japan, in 2014 I was able to work with Dr. Y.V. Shibaev, an ornithologist at the Far Eastern Branch of the Russian Academy of Sciences, and I took along some satellite tracking tags. Then in the spring of 2016 I succeeded in attaching tracking tags to two black-faced spoonbills born on a small island in the Russian Far East that is the species’ most northerly known breeding area, with a reproductive community of several dozen birds. This is the first time that Taiwan and Russia have attempted this kind of project.”

In addition, Tai­jiang National Park and the Wild Bird Society of Tai­nan worked with Professor Wang Ying of the School of Life Science at National Taiwan Normal University to put leg bands on many tens of black-faced spoonbills. Thanks to information sharing with Korea, Japan, mainland China, and Vietnam, they gradually traced out the range and migration routes of the black-faced spoonbill.

The significance of spoonbill conservation

If forests are the lungs of the Earth, wetlands are the kidneys, responsible for cleaning the water of a whole watershed, as well as their role in flood detention. They are also important source areas for producing fish fry and crustacean larvae. The conservation of the Qigu Lagoon and surrounding wetlands is the result of the “umbrella species” status of the black-faced spoonbill.

Efforts by government, NGOs, academia, and industry have enabled all kinds of spoonbill-friendly measures to nurture this dynamic, organic cultural landscape, allowing it to continue to operate sustainably, and this is the greatest significance of the conservation of the black-faced spoonbill. For what it represents is the aquaculture history of Tai­nan over the past 300 years, as well as how we understand and treat this saltwater wetland that is part of our lives.

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