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中国大陸では、華僑と香港・マカオと台湾の受験生のために特別な受験ルートを設けており、この試験を通して大陸の200近い大学への門戸が開かれている。写真は華東台湾人学校の生徒たち。 (i)
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中国大陸で暮らす台湾人駐在員の子女や、台湾から対岸の大学に留学したいと考える学生にとって、唯一の大学受験ルートは、大陸の教育システムとは別の「華僑・香港・マカオ・台湾」学生の募集である。
海外華僑や香港・マカオ・台湾の学生を大量に募集している福建華僑大学と広東曁南大学は単独で学生を募集しているが、それ以外の大学は華僑・香港・マカオ・台湾の学生を一つのグループとして扱い、特別の共通入試を行なっている。倍率は毎年異なるが、定員は合計約2000人、最も大きな枠を設けているのは湖北の武漢大学と広東の中山大学、北京人民大学の3校で、2008年は武漢大学が185人採用した。そのうちわけは、香港人が114人、マカオ人が54人、台湾人が16人、華僑が1人となっている。人気の学科は経営、経済、マスメディア、法科などだ。
このルートで毎年約4000人が受験するが、台湾人受験生が2600人(65%)と最も多い。地域別に見ると、上海地域が450人で広州地域と合わせると1450人に達する。この二大都市圏は台湾人が最も多く暮らす地域でもある。一般の試験を受ける現地の学生は受験競争が激しく、合格率は23%だ。
華僑・香港・マカオ・台湾の学生を集めるために、数年前から中国教育部試験センターは、現地と香港・マカオと台湾の3種類の教科書を参考に試験要領を定め、統一試験を始めた。受験生は、繁体字と簡体字を選ぶことができる。基本的に学部は文系と理系に分けられ、750点満点で5教科の試験を受ける。
1987年に大陸の大学に初めて台湾人学生が入学して以来、その数は少しずつ増えてきた。中国教育部香港・マカオ・台湾事務弁公室の李大光副主任によると、2008年9月現在、在学中の台湾人学生は7035人、すでに大学以上の学位を取った者は2万人を超える。その半数は中国医薬(漢方)を学び、地域は広東、上海、武漢、成都などに集中しているという。
大陸の大学受験と分配制度には台湾と大きな違いはないが、いくつか注意すべき点がある。
「大学受験移民」
以前は香港・マカオ・台湾学生の枠に華僑が含まれていなかったため、大陸の大学に入りたい華僑は祖先の出身地に戻って一般の入試を受けるしかなかった。その後、各地の華僑指導者から意見が出され、華僑学生も香港・マカオ・台湾の学生と同等に扱われるようになった。
2002年まで大陸の大学に入る華僑学生は100人余りだったが、2005年に突然5200人に激増した。この時、教育部は福建省だけでフィリピン華僑が1000人に達することに気付いた。調べると、海外に行ったこともない学生が、数十万人民元あるいは500万香港ドルを投じて、東南アジアや香港・マカオで投資移民の方法で国籍を得て、華僑として受験を申し込んでいたのである。結局、正式な資格を持つ華僑学生は81人に過ぎなかった。
こうした「ニセ華僑」を排除するために2007年から、海外の長期居住権または永住権を持つ華僑学生は、最近4年のうち2年以上、毎年9ヶ月以上海外に居住していなければならないという規定ができた。
「ニセ外国人」という問題もある。大陸の入試内容は学生の条件によって異なり、難易度にも差がある。最も難しい試験を受けるのは現地の一般学生、次が華僑・香港・マカオ・台湾の学生、そして外国人学生は最も簡単な試験ですむ。中には中国語能力試験に合格すれば入学を受け入れる大学もある。数年前、上海で違法な仲介業者を通してベトナムやボリビアの偽造パスポートを購入して受験した学生が検挙され、学籍を剥奪された。この事件以来、学生の資格調査は厳しくなった。
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